トップ林長コメント-不正入林について-

林長コメント-不正入林について-

京都大学フィールド科学教育研究センター准教授・芦生研究林長

伊勢 武史

最近、正当な許可を受けずに芦生研究林に立ち入る人が増加しています。大勢のグループで立ち入ったり、 山菜や木の実を採取したり、果てはマウンテンバイクで林道を走るなどの、不正な利用が後を絶ちません。

芦生研究林は誰でも利用できる街中の公園のような場所ではありません()。 ここは大学の教育と研究のための施設であり、原生的で貴重な自然を保護しています。 また、広大で複雑な地形を持つ芦生研究林では過去に何度も重大な遭難事故が発生しています。 そのため、芦生研究林の利用にはすべて芦生研究林長の許可を必要としています。

芦生研究林を訪れたいという市民の皆さんの声もよく聞いておりますので、 比較的安全でオーバーユースの懸念の少ないルートに限って、 簡易な当日申請で利用できるようにしています。 原生的な自然の存在する核心地域を訪れたい場合は、もりびと協会所属のガイド団体 が主催するツアーに参加するか、もりびと協会認定ガイドとともに訪れてください。

万一、正当な許可を受けずに芦生研究林に立ち入った人を発見した場合、立ち入りを禁じている場所に侵入するのは 法律違反ですので、教職員や正規のガイドは毅然とした対応を取ります。

芦生研究林の教職員は、大学の教育と研究・貴重な生態系の保全・市民の利用という多面的な目的を果たすため、 日々努力しています。芦生研究林の自然を愛するみなさんのご支援と、ルール順守のご協力をお願いいたします。

芦生研究林長 伊勢 武史

芦生研究林全域は京都丹波高原国定公園の指定を受けています。しかし、国定公園だからといって 誰でも利用できるわけではありません。芦生研究林は京都大学が管理する私有地ですので、立ち入りに制限を設けています。

2017.9.4