11月26日に京都市内の小学4年−中学生を対象とした未来のサイエンティスト養成事業を行った。当日は児童・生徒合わせて26名が参加し、自然観察や講義、実習を通して里山に自生する樹木について学んだ。イベントは10時15分より開始し、安藤試験地長による挨拶および試験地の概要説明の後、技術職員により色々な樹木の紹介の講義が行われた。休憩後、引き続き技術職員の解説により3班に分かれ、自然観察コースを散策しながら自生植物や樹木を見分けるポイントを学習した。午後からは、自生植物10種類を対象に検索表を使った樹木の同定方法について学習した。最後のプログラムとしてドングリを使った標本の作製と葉脈標本のしおり作りを行い、アンケート記入後、閉会となった。この事業は京都市青少年科学センターが主催しており、子どもが自然科学のおもしろさを体験し探求心を高めるために、様々な施設や内容で実施されている。今回は上賀茂試験地と共催で開催した。
2011年度上賀茂試験地秋の自然観察会(結果報告)
10月15日(土曜日)に2011年度秋の自然観察会を実施した。今年は京大ウィークスのイベントとして、例年よりも約1ヶ月早い開催となった。
今回は定員30名に対して23組41名の応募があり、当日は16組27名が参加した。
観察会は10時から開始し、午前中は安藤試験地長による概要説明の後、参加者は約10人ずつ3班に分かれ、教職員による
試験地内の植物の解説を聞いたり落ち葉や松ぼっくりなどを拾いながら、自然観察コースを約2時間かけて散策した。
午後からは、クラフト作製の班と構内散策の班に別れ、それぞれの体験をした。
クラフト作製の班では、色々な樹木の葉を使った葉脈標本(しおり)を作製したり、外国産の珍しい松ぼっくりや木の実などで
ネイチャークラフトを行った。
一方、構内散策の班は、教員の解説により構内から11、9林班の周回コースの散策や標本館の見学を行った。
観察会は15時30分に終了し、アンケート記入後解散となった。
アンケートの回答には、「樹木の見方を知ることができた」「クラフト作りが楽しかった」「来年も参加したい」「紅葉の時期に開催して欲しい」などの感想が寄せられた。