京都市青少年科学センター主催(上賀茂試験地共催)の未来のサイエンティスト養成事業が11月17日に行われた。 京都市内の小中学生25人が参加。樹木や森と水の関係などについて解説しながら林内を散策した後、 午後は室内でパックテストを使った水質分析の体験を行った。雨水、試験地の沢の水、池の水、川の水、井戸水、ミネラルウォーター、水道水と 異なるサンプルを用いて、水質の違いとその背景について考えた。
11月9日(土曜日)に2019年度秋の自然観察会が行われた。 京大ウィークス事業の一環として開催されたもので、参加者はスタッフの解説のもと試験地を巡り、動植物の営みを観察した。
府内外から37名が参加。吉岡試験地長による施設の概要や沿革などの講義の後、 テーマ別に3班に分かれて樹木見本園、天然のヒノキ林、マツ見本林に至る自然観察コースを散策し、温室、標本館の見学も行った。 天候にも恵まれ、参加者は紅葉の始まったラクウショウや展望台からの風景を写真に収めていた。
「樹木の多様な形態がわかり楽しめた」「動物との関わりが見れてよかった」などの感想が参加者から寄せられた。 観察会は2000年より毎年春と秋に開催されている。