実習報告

2017年度試験地で行われた実習

  過去の実習の様子は
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生態系システムシミュレーション(兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科)

兵庫県立大学の大学院シミュレーション学研究科の博士前期課程の学生を対象とした実習が行われた。 実習には8人が参加。植生の異なる3地点でキノコを採取し群集の違いを見たり、天然林の調査を通して立地と植生の関係や樹木識別のポイント、 野外調査の基礎を学んだ。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

キノコの解説 毎木調査で樹木識別のポイントを学ぶ ブルーメライスによる樹高測定

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フィールドデザインプロジェクト(京都精華大学デザイン学部)

ネイチャーゲームを通じて自然を体験する実習が行われた。 自然の中で得た感覚を表現につなげることを狙ったもので、デザイン学部の学生6人が参加した。 腹ばいになりながらルーペを使って虫の視点を疑似体験したり、隠された人工物を探し出したり、渡されたカラーチャートと同じ色を探し出すなど、 複数のメニューを通じて自然の複雑さ・多様性を様々な角度から体感した。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

ルーペで虫の視点を体験 隠された人工物を探す 相手チームに見つからないようドングリを隠す

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栽培実習U、食農教育の実践U(京都教育大学教育学部)

森林管理の現場を体験することで森林の環境保全の大切さを子供たちに指導できる知識と能力を身に付けることを目的とした実習が9月28日に行われた。 学生17人が参加し、林内の樹木観察、除伐・玉切り作業の体験、温室管理業務の見学を行った。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

ウラジロの説明 チェンソーで玉切り体験 温室管理業務の説明

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公開森林実習T‐近畿地方の奥山・里山の森林とその特徴‐(京都大学農学部森林科学科特別森林実習T)
ILASセミナー「森の創り出すもの」(全学1、2回生)
ILASセミナー「京都の文化を支える森林」(全学1、2回生)

単位互換の実習「公開森林実習I−近畿地方の奥山・里山の森林とその特徴−」が8月17日から19日と28日から30日に行われた。 暖温帯林から冷温帯林にかけての植物と動物と人のつながりを学ぶことを課題にそれぞれ上賀茂試験地と芦生研究林、北白川試験地を拠点に 2泊3日の日程で行われ、 8大学(筑波大学、広島大学、東京農工大学、早稲田大学、九州大学、京都学園大学、鳥取環境大学、人間環境大学)から計26名が参加した。 最初の訪問地となった上賀茂試験地では観察コースを歩き、京都周辺の二次林の成り立ちや植生の特徴などについて学んだ。

また京都大学の1、2回生を対象としたILASセミナー「森の創り出すもの」、同「京都の文化を支える森林」も同時開講され、 参加者は各地から集まった学生と一緒にフィールド研スタッフの解説を聞きながら森林の生態系サービスについて考察した。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

マツの成長の説明 ヒノキ林の落葉層の説明 二次林の土壌の説明

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ILASセミナー「木文化再生:森林から都市へ」(全学1、2回生)

都市における木材利用のあり方を考えるセミナーの最終回として、山から製品までの流れを体験する実習が7月11日に行われた。 実習には建築を学ぶ工学部の学生4名が参加。林内に自生していた約140年生のヒノキの伐採作業を見学した後、技術職員の指導の下、 チェンソーで枝払い、玉切りの作業を体験した。 続いて製材所に移動し、昨年伐採・玉切りした丸太から自動かんな盤、ヤスリ等を用いてそれぞれヒノキのまな板を作成した。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

チェンソーの説明 枝払い作業の体験 自動かんな盤で製材体験

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土壌物理学・水環境工学実験(農学部地域環境工学科)

地域環境工学科の3回生を対象とした土壌物理学・水環境工学実験が6月28日に行われた。 参加した学生はシリンダー・インテーク・レート試験による土壌透水性の測定方法を習得するため、 尾根部(平坦部)、斜面、谷部での浸透実験を行い、それぞれの立地と経過時間に対する土壌の浸入能の変化を比較した。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

シリンダーの打ち込み 実験装置 尾根での浸入能試験

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森林総合実習及び調査法(農学部森林科学科)

森林科学科の3回生を対象とした森林総合実習及び調査法が6月15日に行われた。 実習では天然林内に設けた各班5m四方のプロットでの毎木調査と、事務所周りに設定した4点でポケットコンパスを用いた周囲測量を行った。 限られた時間であったため反復練習する余裕もなく慣れない作業に難儀していたが、実習生は役割を交代しながら森林調査の基礎を学んだ。 別班の実習は22日に行われた。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

調査前の説明 天然林での毎木調査 コンパス測量

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森林生物学実験及び実験法(農学部森林科学科)

森林科学科の3回生を対象とした森林生物学実験及び実験法の第1回目が6月14日に行われた。 この日はシカの食痕などを観察し、採食が植生に与える影響を評価するための調査方法を体験。 また、ケーススタディとして事前に見学をした宝ヶ池周辺の事例やシカ防除柵の実態、シカの行動パターンから、 上賀茂試験地が地域の野生動物管理に果たす役割などについて検討した。別班の実習は21日に行われた。 第2回目は28日と7月5日に行われ、樹木の葉の形態や伸長様式などを学び、樹木識別テストとスケッチを行った。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

シカの食痕調査 シカ柵の見学 葉のスケッチ

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森林植物学実習(京都府立大学生命環境学部森林科学科)

京都府立大学森林科学科の2回生を対象とした森林植物学実習が5月22日と6月26日に行われた。実習では試験地内に生育する樹木の特徴を観察し、 同定のポイントについて学んだ。最後にはサンプルを用いた識別テストも行われた。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

樹木の観察 テスト前のおさらい 識別テスト

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森林基礎科学実習T(農学部森林科学科)

森林科学科の2回生を対象とした森林基礎科学実習Tが5月16日に行われた。実習では試験地内に生育する樹木の特徴を観察し、 芽の分類や伸長様式について学んだ。最後にはサンプルを用いたテストも行われ、35種の樹木の識別に挑戦した。 別班の実習は6月6日に行われた。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

樹木の観察1 樹木の観察2 識別テスト

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ドローン実習(霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院)

霊長類学分野における調査研究への応用に向けた基礎を学ぶドローン実習が5月15日、16日に行われた。 実習には14人が参加し、法令や機体に関する講義と実技演習、PhotoScanを用いた画像データ解析を通じ、基礎技術の習得をした。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

法令関係や安全対策についての講義 操縦練習 自動航行の体験

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博物館実習(自然史)(全学)

博物館、水族館、植物園、動物園等を見学してその運営形態や様々な自然史標本の作成、整理、情報収集の方法を身につけることを目的とした博物館実習が5月12日に上賀茂試験地で行われた。 実習には農学部、理学部等から10人が参加し、試験地の経緯や導入植物の管理、樹木の生態などについて学んだ。

実習の様子(写真にカーソルを置くと説明文が表示されます)

試験地の概要と経緯の解説 比叡山を遠望し森林の垂直分布の説明 コバノミツバツツジの葉のつき方を観察

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