平成19年度 全学共通科目「北海道東部の厳冬期の自然環境」
農学部森林科学科「研究林実習IV」実習の参加者募集

担当:フィールド科学教育研究センター 安藤 信
農学研究科 金子隆之


●実習の目的
 北海道の東部・根釧地域は日本、北海道でも特有の気候を持つ。本実習はこのような地域にある京都大学北海道研究林標茶区・白糠区を中心に行う。実習では、厳冬期の北方系森林や林業・林産業、自然環境について、山スキーを使った森林観察、積雪・凍土調査、地元産業の見学、などを通して習得することを目的とする。

●実施内容
1.期間:平成20年2月18日(月)〜24日(日)
2.実施場所:京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林
 標茶区:〒088-2339 北海道川上郡標茶町多和        TEL:015-485-2637 FAX:485-4016
 白糠区:〒088-0322 北海道白糠郡白糠町西2条北8-1-10 TEL:01547-2-5701 FAX:9-2037
3.スケジュール:
 2月18日(月) ガイダンスと講義「北海道の地形・地質・土壌と気象」「道東の森林」
   19日(火) 実習「道東の針広混交林と樹木」と講義「冬季の樹木の識別法」
   20日(水) 実習及び講義「パルプ産業の動向とパルプ製造過程」「根釧地方の野生生物と保護」
   21日(木) 実習「根釧内陸部の積雪・凍土の観察と冬の森林調査法」と講義「積雪・凍土調査法」
   22日(金) 実習「根釧内陸部の広葉樹林と樹木」と討論「道東の厳冬期の自然環境」
   23日(土) 実習「亜寒帯針葉樹林の自然観察」と討論「道東の森林と樹木」
   24日(日) レポート等作成・提出後解散
 *なお、実習内容・コースは変更される場合がある。
4.宿泊場所:2/18〜19は白糠区、20〜23は標茶区の学生宿舎および管理棟
5.集合
 日時:18日(月)15:30(白糠管理棟での前泊は可能)
 場所:北海道研究林白糠区管理棟
*白糠への交通はフェリー+JR(バス)、航空機+バスなどがある。航空券はバーゲンフェア、先得割引、ホテル1泊を含んだツアーなど、また利用空港によって、かなり格安のものがある。しかし格安便は2ヶ月以上前に予約する必要があったり、座席に限りがある。旅行条件にも注意が必要。
*利用が多い便については釧路空港(例えば2/17、18の名古屋→釧路便13:05頃着)と白糠駅(2/18の昼間の便)には迎えを出す予定。
6.費用:10,000円
 食費実費(2/18夕〜24朝:食事は自炊)。実習地までの交通費(往復4万円程度)は含まれない。
7.持ち物
 傷害保険加入証、保険証またはその写し、防寒を考慮した衣類(スキーの服装がベスト)、防寒用手袋、防寒用帽子、着替え、サングラス(ゴーグル)、リップクリーム、日焼け止め、常備薬、小型ザック、水筒(ペットボトル)、タオル、予備食(チョコレート等)、筆記具など。山スキー及び冬用の長靴は貸与する。

(その他注意事項)
(1)参加希望者は学生教育研究災害保険等の傷害保険に必ず加入すること。
(2)成績評価は実習への参加状況、レポートの内容等で行う。参加するだけでは単位修得にならない。

●11月12日(月)18時から農学部総合館W420講義室で説明会を行う。持ち物、ルート等の参考資料を配布するので履修希望者は必ず出席すること。
●定員:平行して行われる農学部、全学共通の2つの実習併せて15名
●応募期間:11/25〜12/3予定(先着順とし、人数に達し次第締め切る)
●応募方法:(1)実習名(2)氏名・所属学部学科・学年(3)連絡先(電話番号及びメールアドレス)(4)ルートと到着日時、到着場所(釧路空港、白糠駅、白糠管理棟)の詳細(5)長靴のサイズをメールで連絡すること。尚、(1)〜(5)の全ての項目が満たされている場合にのみ応募を受理する。メール連絡先は説明会時に示す。
 往路に12/12〜21(先行予約11/28〜12/9、マイレージ会員だとさらに早い)発売の「2/12〜18のバーゲンフェア」あるいは先得・旅割割引などで航空券を事前に手配したものは、払い戻しが困難なため参加を優先する可能性がある。連絡時にそのことを必ず付記すること。

連絡先 安藤 信(北海道研究林) TEL:015-485-2637
      金子隆之(熱帯林環境学) TEL:075-753-6359