研究林(演習林)実習IV「冬の北海道」 2005年2月22〜28日
「北海道東部根釧地方の冬」

講師:フィールド科学教育研究センター 教授 竹内 典之



 フィールド科学教育研究センター北海道研究林白糠・標茶両区を拠点に6泊7日の実習を実施した。北海道道東地域の冬季は、日本でも特有の気候を呈する。本実習は、北方系森林に関する知識を、山スキーを使っての森林観察、積雪・凍土観察や地元産業の見学などを通じて習得することを目標とし、また、周辺の豊かな自然の観察も行い、森林・環境・産業の関係について考究することを目的とするものである。森林科学科3回生を主対象とし、2回生2名(男子2名)、3回生12名(男子8名、女子4名)、4回生3名(男子2名、女子1名)、森林科学専攻修士課程1回生2名(女子2名)の計17名の参加を得た。参加学生の学習意欲は旺盛で、好天に恵まれた野外実習ばかりでなく、毎夜の講義・討論でも質疑は活発で、本実習の初期の目的は十分に達成することができた。

− 実 習 の 様 子 −

2日目:白糠区での樹木観察 3日目:王子製紙釧路工場の見学
5日目:標茶区での森林観察 6日目:藻琴山での森林観察