“森と都市が対話する”j.Pod建築モデル施設の記者発表

フィールド科学教育研究センター(フィールド研)ならびにj.Pod開発グループ(京都大学大学院地球環境学堂 小林研究室、(株)鴻池組、(有)桃李舎、トリスミ集成材(株)、John Barr Architect)は,総長裁量経費を得て21世紀の循環型社会を指向した革新的な木造建築システム j.Pod によるモデル的な施設をフィールド研北白川試験地ならびに和歌山研究林(清水町)に完成させました。

【記者発表】
日 時:平成17年4月14日(木)午前10時~
場 所:フィールド科学教育研究センター北白川試験地 j.Pod 建築内
発表者:尾池 和夫  京都大学総長
田中  克  フィールド科学教育研究センター長・木文化再生研究会代表
小林 正美  大学院地球環境学堂教授・j.Pod 開発グループ代表
【発表の内容】
・ 京都大学に木造建築を作る21世紀的意義
・ 森と都市の対話構想-研究林の森林資源を活用した木製都市構想化
・ j.Pod 建築システムの概要と将来可能性

詳細については こちら をご覧下さい。(PDF 908kb)


「森と都市の対話」の意味するところ

1.法人化時代における大学の新たな役割
   ・社会が進むべき道とその基盤となる学問の提示
   ・(総長裁量経費による)モデルケース(テストケース)の提案
2.京都大学地球環境科学研究構想による新たな融合の誕生
   ・大学院地球環境学堂(2002)木造建築・防災・都市構想
   ・フィールド科学教育研究センター(2003) 統合学問領域「森里海連環学」
   ・“エコロジー”としての森と“テクノロジー”としての都市の融合
3.一粒の“種”J.Podから “大きな森”を 育てるシナリオ
   ・日本の財産としての森林資源(人工林)の有効活用への道を拓く
   ・間伐材の有効利用による豊かな森の再生を目指す
4.森と都市がかかえる問題の一元的解決への道
   ・木造建築の普及による“森の心”が息づく都市づくり
   ・防災の根幹としての森林の再生(人工林を天然林へ)
   ・森と都市の再生は豊かな海の再生の必須条件
5.京都の大学に木造の本格校舎を建てる
   ・自然が息づき、自然と対話する木造校舎
   ・学校教育現場への普及による心の教育の波及効果
6.京都大学から社会を変える学問とシナリオの発信
   ・フィールド研研究林の木材資源の循環的な育成と活用
   ・都市と森の循環的共存システムの構築と社会への提示

「森と都市の対話」とは新たな“木の文化再生”に他ならない。

           - j.Pod建築モデル施設と記者発表の様子 -

j.Pod建築モデル施設 関連記事

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・「京大と民間4社開発 木枠並べ耐震建築」(2005.4.16 朝日新聞 朝刊24面)
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(読売新聞社:無断で著作権を侵害する行為を禁ずる「読売新聞社の著作物について」)
・「耐震・耐火性も強化 新たな『木の文化』再生へ」(2005.5.20 京大学生新聞 2面)(PDF):使用承諾済
・「北部構内に謎の建造物出現」(2005.5.16 京大大学新聞 1・3面)(PDF 303kb):使用承諾済

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