2016年9月22日、東北大学川内キャンパス(宮城県仙台市)で開催された 11th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia(ISAIA 2016)において、森里海連環学教育ユニット 吉積 巳貴特定准教授が「Academic Session Award 2016」を受賞しました。
対象となった発表内容は以下の通りです。
A Study on Self-sustaining Community Resilience through Local Asset Management – A Case Study of Local Community Association “Shinjyo Aigoukai” in Shinjyo town of Tanabe city, Wakayama, Japan
Miki Yoshizumi(Kyoto University, Japan)
＜研究要旨＞
本論文では、和歌山県田辺市新庄地区を事例に、地域住民が行政に依存せず、主体的に地域資源を活用しながら、地域の防災教育を進めるための方法を明らかにしている。新庄地区では、地域住民組織である一般社団法人新庄愛郷会を設立して、歴史的な共有林や共有地の資源を資金源として持続的に資産運用している。そしてこの資金を活用して、地域の小中学校の高台移転や、防災甲子園でも受賞した「新庄地震学」という防災教育とふるさと教育を統合した教育プログラムの実施、そして地域の文化を継承する様々な取り組みに必要な資金を捻出している方法を明らかにしている。
（参考）
森里海連環学教育ユニットウェブページにおける受賞の紹介記事
11th International Symposium on Architectural Interchanges in Asia