岩岡史恵氏が乾燥地科学共同研究発表賞を受賞

2016(平成28)年12月4日(日)に鳥取大学乾燥地研究センターで開催された平成28年度鳥取大学乾燥地研究センター共同研究発表会において、農学研究科森林科学専攻森林情報学分野の修士2年の岩岡史恵氏がポスター発表を行い、平成28年度乾燥地科学共同研究発表賞を受賞しました。

対象となった発表内容は以下の通りです。
「黄土高原の半乾燥林における優占樹種の菌根タイプの違いが窒素循環に与える影響」
岩岡史恵(京都大学・農学研究科)・谷口武士・山中典和(鳥取大・乾燥地研)・ 杜盛(中国科学院・水土保持研)・ 舘野隆之輔(京都大・フィールド研)

(研究内容の紹介)
中国黄土高原の乾燥限界付近の森林において、土壌窒素と微生物群集の動態を調査し、外生菌根菌と共生する在来種のリョウトウナラ林とアーバスキュラ菌根菌と共生する外来種のニセアカシア林では、土壌で優占する真菌や原核生物の群集構造が大きく異なることを次世代シーケンサーを使った群集解析により明らかにしました。さらに土壌微生物の群集構造の違いが土壌の窒素動態にも影響を及ぼすことを明らかにしました。

結果については、乾燥地研究センターのウェブページに掲載されています。