黄研究員がポスター優秀賞を受賞

2017年9月7日、京都大学 百周年時計台記念館 国際交流ホールで開催された平成29年度 瀬戸内海研究フォーラムin京都「川と海のつながりが育む豊かな文化と生態系」において、森里海連環学教育ユニット 黄 琬惠研究員が、ポスター優秀賞を受賞しました。

 対象となった発表は以下の通りです。

 黄 琬惠(京都大学 学際融合教育研究推進センター 森里海連環学教育ユニット)
「留学生の視点から見る日本世界農業遺産イメージ分析 -和歌山県みなべ・田辺世界農業遺産を事例に-」

<研究紹介>
 2015年に、和歌山県のみなべ・田辺一帯における梅システム(薪炭林・ニホンミツバチによる受粉の梅林・ため池・水田で構成した里山ランドスケープ)が、次世代に受け継がれるべき重要な伝統的農業、農村文化、農業景観などとして、世界農業遺産に認定された。それをきっかけに、エコツーリズムの企画が始められた。
 本研究では、イメージ分析と自由記述を通じて、留学生の視点から見る本地域の魅力を明らかにした。イメージ分析によって、留学生がみなべ・田辺の景観を母国景観よりも高く評価していることが解明された。自由記述では、エコツーリズムの推進にむけて、言語の壁の解消、SNSによる情報発信と誘致、住民のトレーニングと地域資源への再認識などが必要と提案された。