森林情報学分野 講師または助教の公募

フィールド科学教育研究センター 森林生態系部門 森林情報学分野 講師または助教の公募
※平成28年7月22日(金曜日)公募終了
小林 和也 講師 2017年 2月 1日付

1.募集人員
 講師または助教  1名(常勤)

2.所属
 京都大学 生態フィールド学系
 京都大学フィールド科学教育研究センター 森林生態系部門 森林情報学分野

 京都大学では、平成28年度より新たな教員組織「学系」により人事選考を行うこととなりました。フィールド科学教育研究センターは、生態学研究センターと「生態フィールド学系」を構成しております。このため、本公募の教員が採用後に所属する部局はフィールド科学教育研究センターですが、公募は学系名(生態フィールド学系)で行います。

3.勤務地
 京都大学フィールド科学教育研究センター
 北海道研究林標茶区(所在地:北海道川上郡標茶町)
 ただし、他の施設:芦生研究林(所在地:南丹市美山町)、和歌山研究林(所在地:和歌山県有田郡有田川町)または上賀茂試験地(所在地:京都市北区)に異動していただく可能性があります。

4.応募資格
 ・博士の学位を有すること
 ・国籍は問いませんが、日本語による十分なコミュニケーションができること

5.専門分野
 森林科学。ただし、人工林、天然生林の維持管理・施業や森林流域の保全・管理・資源利用などの森林資源学や森林管理学の研究分野に強い関心を有すること。

6.募集内容
 京都大学のフィールド科学教育研究センター(以下、「フィールド研」という)は、平成15年4月に旧理学研究科附属瀬戸臨海実験所、農学研究科附属演習林・亜熱帯植物実験所・水産実験所の4施設を統合し、フィールドをベースに森から海までのつながりを解明する「森里海連環学」を基盤とした教育・研究を目的として設立されたものです。京都大学の全学共同利用施設としてフィールド科学に関する全学共通教育、農学研究科・理学研究科・地球環境学堂の協力分野として学部・大学院の教育を担当するとともに、森林生態系、里域生態系、海洋生態系間の連環機構の解明に取り組み、自然生態系や地球環境の保全に関するフィールド教育と研究の発展を目指しています。また、公開講座、地域連携講座などを通してこれらの活動を発信し、社会貢献に務めています。平成23年度には瀬戸臨海実験所と舞鶴水産実験所が、平成27年度には芦生・上賀茂・北海道の研究林・試験地が教育関係共同利用拠点に認定され、全国の国公私立大学の学生に対してフィールド教育の場と機会を提供しています。

 本公募では、森林科学に関する教育・研究の経験と能力を有し、とくに人工林、天然生林の維持管理・施業や森林流域の保全・管理・資源利用などの森林資源学や森林管理学の研究分野に強い関心を持つ人材を募集します。採用後は、北海道研究林に勤務して、森林科学に関する教育研究を推進するほか、人工林および天然生林の維持管理の施業にも携わっていただきます。また、教育拠点の活動である公開森林実習など他大学による共同利用の推進にも関わっていただきます。研究面では、釧路川流域、別寒辺牛川流域を対象とした森里海連環学に関わる研究プロジェクトを企画実行する意欲のある方を募集します。
 また、森林系の6つのフィールド(北海道・芦生・和歌山研究林、上賀茂・北白川・徳山試験地)における教育と研究にも参画していただきます。森林系の教員として、研究林・試験地の管理・運営の責務を他の教員、技術職員と連携して遂行するとともに、フィールド研全体の組織運営にも積極的に関与する方を望みます。講師として採用された方には、研究林長あるいは試験地長を担当していただく場合があります。

 教育に関しては、以下に述べる1.フィールド研森林生態系部門と2.農学研究科森林科学専攻森林資源学講座(協力講座)森林情報学分野の講義・実習等を担当していただきます。ただし、助教職での採用の場合は、講義科目の負担が少なくなりますが、専門分野等を勘案したうえで分担していただきます。
  1.フィールド研森林生態系部門:
   【本公募教員が担当する科目】
   全学共通科目: ILASセミナー、森林学(リレー)、森里海連環学実習(分担)
  2.農学研究科森林科学専攻森林資源学講座(協力講座)森林情報学分野:
   【本公募教員が担当する科目】
   農学研究科:森林情報学特論II、森林情報学専攻演習、森林情報学専攻実験(それぞれ分担)
   農学部:森林資源管理学、森林環境学、研究林実習III、研究林実習IV(それぞれ分担)

7.給与等、勤務形態、社会保険
 (1)講師または助教(常勤)
 (2)給与等は、本学支給基準に基づき決定
 (3)専門業務型裁量労働制(1日7時間45分相当、週38時間45分相当)
 (4)休日:土・日曜日、祝日、年末年始、創立記念日および夏季一斉休業日
 (5)年次有給休暇等休暇制度あり。
 (6)保険:文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険および労災保険に加入

8.採用時期
 平成 28 年10月1日以降のできるだけ早い時期

9.提出書類
 封筒の表に「教員応募書類在中」と朱書きし、以下の1)〜9)の書類を紙媒体で一式(正本1部と副本6部ずつ)と、1)〜10)の書類を電子保存したCD(1枚)簡易書留郵便で、下記「12. 応募書類送付先」まで送付してください。

 1)履歴書(写真貼付、大学入学以降の学歴・職歴、資格・免許等、書式は自由)
 2)研究業績リスト(査読付原著論文、査読なし原著論文、著書、総説、その他に区分し、受賞歴・特許取得状況も記載してください。)なお、主要原著論文5編(10のPDFファイルに対応)に*印を付けてください。
 3)所属学会ならびに学会活動(役職など)
 4)これまでの研究内容の概要(1,000字程度)
 5)今後の教育と研究に対する抱負(2,000字程度)
 冒頭で、希望する職位(講師または助教)を明記してください。そのうえで、フィールド研の北海道研究林ほかの施設を使った教育・研究および森里海連環学に関する抱負を書いてください。
 6)社会連携に関するこれまでの実績と抱負(1,000字程度)
 7)これまでの競争的資金の獲得状況
 研究費の名称、研究課題名、代表者氏名・所属、研究期間、研究費総額のリスト
 8)上記以外に関わった研究プロジェクトの課題名、代表者氏名・所属等のリスト
 9)参考意見を伺える方(2名)の氏名と連絡先
 10)主要原著論文5編のPDFファイル(明瞭なPDFファイルがない場合は、別刷りないしそのコピーを7部ずつ)
※なお、提出書類等は原則として返却しませんので、予めご了承ください。

10.応募締め切り
 平成28年7月22日(金曜日)必着

11.選考方法
 選考の過程で必要に応じて面接を行います。その際の経費は自己負担とします。
 面接の詳細は対象者に別途連絡します。

12.応募書類送付先
  〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
  京都大学フィールド科学教育研究センター
  森林情報学分野 教員(講師・助教どちらか明記してください)選考調査委員会

13.問い合わせ先
  京都大学フィールド科学教育研究センター 吉岡崇仁
  TEL:075-753-6421、 FAX:075-753-6451
  E-mail:yoshioka*kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

14.男女共同参画について
 京都大学は男女共同参画を推進しています。多数の女性研究者の積極的な応募を期待します。本公募では、業績(研究業績、教育業績、社会的貢献)などの評価において同等と認められた場合、女性を積極的に採用します。ただし、評価を越えて女性応募者を優先するということではありません。

京大ウェブページ 教職員公募 に掲載されました。(2016-06-15確認)