岩岡史恵氏・舘野隆之輔准教授がポスター優秀賞を受賞

2017(平成29)年3月15日(水)に早稲田大学で開催された第64回日本生態学会大会(ESJ64)において、農学研究科森林科学専攻森林情報学分野の修士2年の岩岡史恵氏および舘野隆之輔准教授が日本生態学会全国大会賞(ポスター賞)の優秀賞を受賞しました。

対象となった発表内容は以下の通りです。
「半乾燥地の森林土壌における真菌・原核生物機能群組成と窒素動態」
*岩岡史恵(京都大院・農), 谷口武士(鳥取大・乾燥地研), 山中典和(鳥取大・乾燥地研), 杜盛(中国科学院・水土保持研), 舘野隆之輔(京都大・フィールド研)

(研究内容の紹介)
 本研究は、森林の外生菌根菌と共生する在来種のリョウトウナラ林とアーバスキュラ菌根菌と共生する外来種のニセアカシア林において真菌・原核生物の機能群組成に着目し、土壌窒素動態との関係性を明らかにすることを目的として、中国黄土高原の半乾燥地において研究を行いました。優占樹種と共生する菌根菌タイプの違いは、土壌の真菌・原核生物の群集構造や機能群組成に違いを与え、その結果として土壌中での窒素動態に影響を及ぼすことを、次世代シーケンサーを使った解析により明らかにしました。

結果については、生態学会のウェブページに掲載されています。