新人紹介 大庭 ゆりか

森里海連環学分野 連携助教/森里海連環学教育研究ユニット 特定助教 大庭 ゆりか

 2018年4月に森里海連環学教育研究ユニットの特定助教(フィールド研連携教員)として着任しました。よろしくお願い致します。
 生まれは東北です。2011年の東日本大震災および福島原発事故の経験から、大学院では放射線災害について学び、同時に、福島県森林の放射能汚染について研究していました。特に、常緑針葉樹モミに焦点を当てて研究をしていたので、今でもモミを見つけると、ついつい寄っていってしまいます。自身の専門は森林生態学ですが、環境汚染問題というのは、森林だけ調べていても埒が明かない時があります。環境を分類して、そこに境界線を設けたのは人間の概念であり、時には、それがリミッターとなって見落としが生じることもあります。この「枠」の存在をうまく扱えるようになりたい、そんなことを考えていたとき、森里海の研究プロジェクトの存在を知りました。異なる生態系間のつながりを科学するこのプロジェクトは、福島のみならず様々な環境課題解決への布石となる可能性を秘めていると思います。急に研究対象が拡大して、気も大きくなりそうですが、そこは初心を忘れず、努力を惜しまず、時には好きなものを愛でながら、研究者として成長していきたいと思います。

ニュースレター45号 2018年6月