実習報告2017「森里海連環学実習III:暖地性積雪地域における冬の自然環境」

森林情報学分野 講師 中島 皇

 実習(全学共通科目の後期集中講義)は2018年2月9日~12日に3泊4日の日程で行われた。テーマは「暖地性の積雪(山間)地域における冬の自然環境を体感する。雪氷調査法(入門)を習得し,水が態を変えた雪や氷について理解を深めその影響を考究する。特に人間をはじめとする生物への影響をフィールドで実感する。」(シラバス)である。
 この冬は積雪それ程でもないが,かなりの冷え込み。面白い固体の水の現象が期待出来る。定員15名に対して,補欠番号を準備しなければならないほどの人気。参加予定者は14人(文学部生1(1),教育学部生1(1),工学部生6(2),農学部生5(2),総人学部生1(1):カッコは女子(内数))であったが,農学部の女子学生がインフルエンザのためにキャンセルした。TAは森林育成学研究室M2の女子院生(大牟田市出身:昨年も経験あり)とM1の男子院生(東京都出身)である。両人とも芦生研究林で自身の調査を行うことがある。
 また実習を始めて以来毎年参加の努力をしてくれる生態研の福島研究員と森林情報学研究室B4と大阪教育大学B4の男子学生も調査隊として加わり,十分に充実したスタッフとなった。
 集中実習の参加体験記は京都大学新聞第2601号(2018年4月1日)に掲載されているのでそちらを参照頂ければ幸いである(細かい点では間違いがあるが,上手くまとめられている文章である。)。