概要

沿革
本試験地は農学部創設の翌年である1924年に設置された。当初は「林学苗畑」と称して林学科の管理下にあったが、実習・実験用苗畑としての性質上、1926年以降は旧演習林で管理している。
面積は1.3haであり、そのうち中心部の0.3haが苗畑、周囲の0.7haが見本園となっている。

試験地事務所

環境
本試験地は北部構内の農学部総合館(センター本部)北側、農学部グラウンドと農場に挟まれた南北に長い方形の部分と、北及び西側民地等との境界沿いに延びる狭長(幅6~7m)な部分からなる。 白川の扇状地に位置し、地質は花崗岩質の砂層からなる。土壌は砂質壌土で土層は深い。
年平均気温は15.1℃、年降水量は1,465mmで、積雪はほとんど見られない。

気象観測露場
気象観測露場

施設

見本園
苗畑の周囲及び境界沿いの狭長な部分を見本園として、学生の樹木識別実習等に供している。北及び西側の境界沿いには、東方から順に、亜寒帯から暖温帯に至る国内産の樹木250種を、苗畑の東側には欧州・北米原産70種を、西側にはアジア原産100種をそれぞれ配している。その他、旧演習林事務室及び試験地事務室周辺に植栽されているものを含めて、総計500種の見本樹が学生実習の教材や研究資材として活用されている。

苗畑ガラス室
大学構内にあり、常時の観察調査に便利で学生・教官の試験研究や実習に広く利用されている。

材艦室
各研究林・試験地及びその周辺地域に産する樹木(針葉樹20種、広葉樹86種、外国産を含む)の大型材鑑を収集・展示し、学生実習等に活用されている。

j.Pod実験実証棟
小林正美 京都大学名誉教授らが民間企業と共に開発した「j.Pod工法」とは、薄い板と金属プレートで製作されたロの字型のリブフレーム(木枠)を等間隔に並べ、連結して建物を構築する工法である。京都大学構内に初めてモデル施設として建設され、2005年4月に記者発表を行った。

j.Pod実験実証棟
j.Pod実験実証棟

(参考)j.Pod 京都大学フレーム工法

教育研究
本試験地は北部構内にあるため、樹木識別実習など様々な実習に利用されている。また、農学研究科をはじめとする研究者に実験フィールドを提供している。