平成18年度 全学共通科目「北海道東部の厳冬期の自然環境」実習の参加者募集

 

担当:フィールド科学教育研究センター 安藤  信

   大学院農学研究科森林利用学   長谷川尚史



●実習の目的
 北海道の東部・根釧地域は日本、北海道でも特有の気候を持つ。本実習はこのような地域にある京都大学北海道研究林標茶区・白糠区を中心に行う。実習では、厳冬期の北方系森林や林業・林産業、自然環境について、山スキーを使った森林観察、積雪・凍土調査、地元産業の見学、などを通して習得することを目的とする。

●実施内容
1.期間:平成19年2月21日(水)〜27日(火)
2.実施場所:京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林
 標茶区:〒088-2339北海道川上郡標茶町多和      TEL:015-485-2637 FAX:485-4016
 白糠区:〒088-0322北海道白糠郡白糠町西2条北8-1-10 TEL:01547-2-5701 FAX:9-2037
3.スケジュール:
  2月21日(水) ガイダンスと講義「北海道の地形・地質・土壌と気象」「道東の森林」
   22日(木) 実習「道東の針広混交林と樹木」と講義「冬季の樹木の識別法」
   23日(金) 実習及び講義「パルプ産業の動向とパルプ製造過程」「根釧地方の野生生物と保護」
   24日(土) 実習「根釧内陸部の積雪・凍土の観察と冬の森林調査法」と講義「積雪・凍土調査法」
   25日(日) 実習「根釧内陸部の広葉樹林と樹木」と討論「道東の厳冬期の自然環境」
   26日(月) 実習「亜寒帯針葉樹林の自然観察」と討論「道東の森林と樹木」
   27日(火) レポート等作成・提出後解散
     *なお、実習内容・コースは変更される場合がある。
4.宿泊場所:2/21〜22は白糠区、23〜26日は標茶区の学生宿舎および管理棟 
5.集合
 日時:2/21(水)15:30(前泊可能)
 場所:北海道研究林白糠区管理棟
*白糠への交通はフェリー+JR(バス)、航空機+バスなどがある。航空機は先得割引、バーゲンフェア、バースディ割引、ホテル1泊を含んだツアーなど、利用空港によって異なり、かなり格安のものがある。しかし格安便は2ヶ月前に予約する必要があったり、座席に限りがある。旅行条件にも注意が必要。
*利用が多い便については釧路空港(例えば2/20、21の名古屋→釧路便14:10頃着)と白糠駅(2/21の昼間の便)には迎えを出す予定。
6.費用:10,000円+α
 食費実費(2/21夕〜27朝:食事は自炊)。実習地までの交通費(往復4万円程度)は含まれない。
7.持ち物
 ☆参加者は必ず生協等の傷害保険に加入し、現地到着後、緊急時連絡先を報告すること。
 傷害保険加入証、保険証またはその写し、防寒を考慮した衣類(例えばスキーの服装)、防寒用手袋、防寒用帽子、着替え、サングラス(ゴーグル)、リップクリーム、日焼け止め、常備薬、小型ザック、水筒(ペットボトル)、タオル、予備食(チョコレートなど)、筆記具など。山スキー及び冬用の長靴は貸与する。

●12月13日(水)18時に農学部総合館N159講義室(北東1階)で説明会を行う。履修者は必ず出席すること。
●応募方法:(1)実習名(2)氏名・所属学部学科・学年(3)連絡先(電話番号及びメールアドレス)(4)ルートと到着日時、到着場所(空港、駅、白糠管理棟)(5)長靴のサイズを長谷川(hase@kais.kyoto-u.ac.jp)まで連絡すること。応募期間は12/14〜28。定員は平行して行われる農学部、全学共通の2つの実習併せて15名。定員を超えた場合は基本的に抽選とし、12月中にその結果を連絡する。尚、12/14〜23の「バーゲンフェア(2/14〜20:名古屋−釧路だと片道13,700)予約受付期間」中に往路の航空券を購入あるいはツアー、フェリー等を手配したもの(要連絡)は払い戻しが困難なため、参加を優先する可能性がある。

     連絡先  安藤 信(北海道研究林)TEL:015-485-2637 ando@kais.kyoto-u.ac.jp
          長谷川尚史(森林利用学)TEL:075-753-6094 hase@kais.kyoto-u.ac.jp