平成18年度 全学共通科目「北海道東部の人と自然」
               森林科学科「研究林実習V 夏の北海道」実習の参加者募集

 

担当:フィールド科学教育研究センター 安藤 信・坂野上なお

   地球環境学堂          小崎 隆      .

   農学研究科           神崎 護      .



●実習の目的
 北海道東部・根釧地域は日本でも特有の気候を持つ。本実習はこのような地域にある京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林標茶・白糠区を中心に行う。雄阿寒岳の森林の垂直分布、亜寒帯の針広混交林、根釧内陸部の落葉広葉樹林や火山性土壌の調査、釧路〜厚岸にかけて展開する海岸植生や湿原などの豊かな自然観察を通して、寒冷地域における森林・土壌環境や土地利用と産業に関する知識を習得する。

●実施内容
1.期間  :平成18年9月9日(土)〜16日(土)
2.実施場所:京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林
 標茶区:〒088-2339 北海道川上郡標茶町多和      TEL:015-485-2637 FAX:015-485-4016
 白糠区:〒088-0322 北海道白糠郡白糠町西2条北8-1-10 TEL:01547-2-5701 FAX:01547-9-2037
3.スケジュール:
 9月9日(土) ガイダンスと講義「北海道の気候・植生」「森林調査法」
   10日(日) 実習「白糠天然林の林分構造と樹木の識別」と調査結果の整理。講義「森林の垂直分布」
   11日(月) 実習「雄阿寒岳における森林の垂直分布」と講義「北海道のカラマツ林業」
   12日(火) 実習「道東の植生と林業−海岸植生・霧多布湿原・パイロットフォオレスト」
           13日(水) 実習「標茶人工林の保育と密度管理」と調査結果整理。講義「道東地域の火山と土壌」
   14日(木) 実習「根釧内陸部火山灰地域の土壌観察」
   15日(金) 実習「標茶研究林の土壌観察」と観察結果整理
   16日(土) レポート提出後解散
  *なお、実習内容・コースは変更される場合がある。
4.宿泊場所:9月9〜11日は白糠区、12〜15日は標茶区
   白糠区:白糠町立「縫別(ぬいべつ)自然の家」
 標茶区:北海道研究林標茶区学生宿舎
 *連絡先は上記に同じ。「縫別自然の家」へは直接は連絡できない。
5.集合
 日時:9月9日(土)17:00
 場所:北海道研究林白糠区(集合後、縫別へ移動する)
*白糠への交通はフェリー+JR(バス)、航空機+バスなどがある。詳細は説明会で説明する。
6.費用:10,000円+α
 含まれるのは食費実費(9/9夕〜16朝:食事は自炊)のみ。実習地までの交通費(往復5万円程度)は含まれない。

●応募方法
 実習名・氏名・所属学部学科・学年・連絡先(電話番号、メールアドレス)をメールで安藤まで。メール連絡できないものは、坂野上研究室(農学部総合館北東2階:N281)扉に設置の連絡袋にメモを入れること。締め切りは6月17日。定員は平行して行われる全学共通、農学部科目実習と併せて24名。定員を超えた場合は抽選。

●5月25日(木)18時 N159講義室(農学部総合館北東1階)で説明会を行う。参加希望者は必ず出席すること。

 連絡先  安藤 信(北海道研究林標茶TEL:01548-5-2637)ando@kais.kyoto-u.ac.jp
      坂野上なお(N281)TEL:075-753-6431