少人数セミナー「道東根釧地方の自然」 2004年8月10日〜14日

講師:フィールド科学教育研究センター 教授 竹内 典之・助手 梅本 信也


 フィールド科学教育研究センター北海道研究林白糠区研究管理棟を拠点に6泊7日のセミナーを実施した。本セミナーは、気象・地象・海象、生物、人為の相互関係によって様々な景観が創り出されていることを実際に自らの目で確かめ、様々な景観を創り出している要因について検討するとともにどのような生物(特に植物)がどのような生活を営んでいるかを解明していくための突破口を新入生諸君に提供することを目的として開講したものである。受講生は工学部2名、薬学部1名、理学部1名、法学部1名と農学部4名の計9名であった。

 以下に各日のプログラムの実施状況を報告しておく。

8月10日(火):ガイダンスと講義「根釧地方の自然」
8月11日(水):白糠区天然林の観察、樹木識別実習と二次林調査
8月12日(木):白糠区5林班内固定標準地の毎木調査
8月13日(金):釧路湿原での植生調査<1>
8月14日(土):釧路湿原での植生調査<2>
8月15日(日):道東地方の海岸林の観察
8月14日(金):レポート作成後解散

セミナーを終えての感想:
 森林科学科の2名以外は、京都で行ったガイダンスではじめて顔を合わせ、会話は北海道に来てからであろうが、合宿生活ですっかり仲間意識ができたようである。昼食の弁当以外は全て自炊としたが、実習や講義等への支障も全くなく、お互いがうち解ける良い機会になったようである。

反省点:
 シラバスの情報だけでなく、ホームページ等によりセミナーの目標、プログラム、講義・実習内容等を提供する必要があるであろう。

 (文責:竹内 典之)



− 実 習 の 様 子 −