作業道整備

2010年7月23日に5林班で作業道の補修を行った。

7月14日に235.5mmの激しい雨が降り、翌日、林内を巡視した職員が、 5林班の作業道が通行不能となっていることを確認した。 大雨で流された大量の土砂などが暗渠に詰まり、溢れた水が作業道の路面を深く削りながら蛇行していた。 油圧ショベルで詰まった土砂を取り除いて、水の流れを元に戻し、削られた路面の補修を行った。 約1週間の作業で車での通行が可能となった。
路面(写真左)を水が流れる 路面が削られ土管が露出 詰まった土砂を取り除く 通行可能となった

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林道整備

2010年7月14日に9林班で溜めマスの清掃を行った。

前日の明け方から降り続いた200mm以上の雨により、溜めマスは土砂で埋められてしまい、溢れた水が林道の路面を流れていた。 油圧ショベルで土砂を除去し、削られた路面の補修を行った。
路面を水が流れる 溜めマスから水が溢れる 土砂を取り除く 作業完了

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歩道整備

2010年7月8日に3林班で橋の架け替えを行った。

移動式クレーンを使って湯川川に架かる老朽化した丸太橋を外し、 間伐材から作った新しいものに架け替えた。 先日の八幡谷に比べて川幅が広く作業は難しかったが、無事に終えることができた。 横木は後日取り付けた。
老朽化した丸太橋 古い橋を外す 新しい材を架ける 作業完了

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歩道整備

2010年5月26日に8林班で橋の架け替えを行った。

移動式クレーンを使って八幡谷上流部に架かる老朽化した丸太橋を外し、 保育間伐で切り捨てられていた丸太を川に架けた。 丸太同士をつなぐ横木は、外した橋に使われていたものを再利用した。
古くなった丸太橋 クレーンで丸太を掛ける 横木を丸太に打ち付ける 作業完了

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素材生産

2009年12月15日に、作業道支障木の造材を行った。

作業道に並べた全幹材を、4mあるいは3mの長さに玉切りした。 丸太をグラップルを使ってダンプトラックに積み込み、土場へ降ろした。
長さを測る チェーンソーで玉切る 丸太を土場に降ろす

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素材生産

2009年12月2日に、作業道支障木の集材を行った。

ワイヤーで材を引っ張り出す際、材が支障木の切り株などに当たって、ウインチが巻き上げられない場合がある。 なるべくそうならないよう、滑車や他の切り株を使って、ワイヤーが材を引っ張る方向を変えながら集材を行うが、 それができない場合には、邪魔になっている切り株をチェーンソーで切る。
全幹材にワイヤーをかける 邪魔な切り株を切る 作業道まで引っ張り出す

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素材生産

2009年11月30日に、作業道支障木の集材を行った。

伐倒し枝払いしておいた全幹材にワイヤーをかけ、重機に取り付けられたウインチを巻き上げて材を引っ張り出した。 玉切りは、ワイヤーが届く距離にある全幹材を全て引っ張り出した後に行う予定。
2台の重機を使う グラップルに滑車を取り付ける ウインチを巻き上げる 全幹材を路肩に積んでおく

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素材生産

2009年10月19日に、作業道支障木の集材と造材を行った。

伐倒し枝払いしておいた全幹材にワイヤーをかけ、重機に取り付けられたウインチを巻き上げて材を引っ張り出し、 グラップルで作業道上に並べて玉切った。
伐倒木にワイヤーをかける 重機でワイヤーを引っ張る グラップルで掴む
並べる 長さを測る 丸太に玉切る

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素材生産

2009年10月14日に、作業道支障木の伐倒を行った。

3月に行った調査でテープを巻いておいた支障木をチェーンソーで伐倒し、枝払いを行った。 先月末から続いた伐倒作業もこの日で終了した。
追い口にくさびを入れて切る くさびを打ち込む ゆっくりと木が倒れる 倒した木の枝を払う

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作業道新設・林道整備

2009年10月9日に、作業道の新設と林道整備を行った。

前年度に支障木の搬出作業が終わっている箇所の地山を掘削し、土砂をダンプに積み込んだ。 また、10月7日深夜から8日早朝にかけて紀伊半島沖を通過した大型台風による雨の影響で、 研究林内の林道では小規模の土砂崩れが数カ所で見られたため、重機で土砂を除去した。
地山を掘削する 土砂をダンプに積み込む 林道に崩れ落ちた土砂をすくう 土砂をダンプに積み込む

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作業道新設

2009年3月11日に、作業道支障木の調査を行った。

10林班のスギ造林地内に来年度新設予定の作業道の支障木にビニールテープを巻き、胸高直径を測った。
作業道新設予定地 作業道の幅員を測定 支障木にテープを巻く 胸高直径を測定

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測量

2009年2月26日に、間伐予定地の測量を行った。

来年度に請負事業として行う間伐予定地の面積を計算するため、 コンパス測量を行った。
測量に必要な道具を準備 コンパスで測量

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素材生産

2008年12月15日に、作業道支障木の造材と搬出を行った。

伐倒して枝を払った支障木をグラップルで作業道上に引き出し、 4mもしくは3mの長さに切って丸太にした。 丸太はグラップルでダンプに積み込み、長さ毎に土場に積んだ。
支障木を伐倒した作業道予定地 グラップルで全幹を引き出す 丸太に玉切る 土場に積まれた丸太

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素材生産・作業道新設

2008年12月2日に、作業道支障木の伐倒と作業道の新設を行った。

職員は二手に分かれ、伐倒作業と作業道の新設作業を同時に行い、 伐倒は今年度予定していた作業がほぼ終了した。
追い口を入れる くさびを打ち込んで倒す のり面の土砂や根株を掘り取る 土砂をダンプに積み込む

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素材生産

2008年11月19日に、丸太の検収を行った。

今回検収を行った丸太は、請負事業で伐採されたスギで、 丸太の長さと末口直径、曲りの有無を計測した。
丸太を並べる 末口の直径を測る 長さを揃えて丸太を積む

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素材生産

2008年10月16日に、支障木の伐採を行った。

グラップルの作業範囲までは、ワイヤーを使って全幹を引っ張り出し、 玉切った丸太をグラップルでダンプに積み込んだ。
幹にワイヤーをかける 全幹を引っ張り出す 丸太をグラップルで掴む ダンプに積み込む

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作業道新設

2008年10月10日に、作業道の新設を行った。

支障木が伐採・搬出された地山を、油圧ショベルで掘削し、 掘り取った土砂をダンプに積み込んで、土場へ運んだ。
地山を掘削する 土砂をダンプに積み込む

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素材生産

2008年9月22日に、作業道支障木の伐採を行った。

3月6日に調査しテープを巻いた支障木を、 作業道予定線の始点から順に伐倒した。 枝を払った木(全幹)をワイヤーで作業道上に引っ張り出し、 チェーンソーで丸太に玉切った。
伐採された作業道支障木 全幹をワイヤーで引っ張り出す 作業道上に並べる チェーンソーで丸太に玉切る

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林業機械

2008年3月27日に、グラップルの取り付け工事が行われた。

グラップルは、丸太などを掴む林業機械で、 今回購入したものは、油圧ショベルの掘削用バケットと交換して使用できる。 取り付け工事と動作確認が行われた後、職員が操作説明を受け、試運転を行った。
油圧ショベル グラップルが取り付けられる 操作説明を受ける 試運転で丸太を掴む

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作業道新設

2008年3月6日に、作業道支障木の調査を行った。

来年度は、今年度に引き続き作業道の新設が予定されており、 この日は作業道新設の支障木を伐採するための調査を行った。 支障木を選定するため、測量杭から切取幅分の距離を測って作業道の外側に位置する立木に印を付け、 その印よりも内側の立木(作業道支障木)にテープを巻いた。 テープが巻かれた支障木の胸高直径を計測して曲りと傷の有無を確認し、野帳に記録した。
中心線からの距離を測る 残す立木に印を付ける 支障木にテープを巻く 胸高に印を付ける
胸高直径を測る 立木の曲りや傷を確認する 胸高直径と等級を野帳に記録 作業道新設予定地の様子

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素材生産

2007年11月30日に、架線集材の現場立会を行った。

今回間伐を行う造林地は林道から距離があるため、請負業者は架線(ワイヤーロープ)と集材機を利用した架線集材を行った。 伐採現場から谷を挟んだ対岸の山まで架線を張り、伐採して枝を落とした立木を、 架線上を移動する搬器に吊し、土場まで運搬して丸太に採材した。丸太はj.Podとロトンダベンチの資材に利用される。
集材機とオペレーター 林内に張られた架線 集材中の立木 採材された丸太

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作業道新設

2007年10月17日も引き続き、作業道の新設を行った。

大まかに掘削された路面の高さを設計された高さに合わせるため、 作業道沿いの立木に、予定地盤高と同じ高さの目印を付け(この作業を丁張という)、 その目印を基準として掘削を行った。
予定地盤高に目印を付ける 目印の高さに合うよう掘削 今年度の終点

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素材生産・作業道新設

2007年10月16日に、作業道の新設を行った。

この日は、昨年行った測量を元に設計された作業道の予定線に沿って大まかに掘削を行いながら、 既に伐採されている作業道の支障木を搬出し、丸太に造材した。
既設林道の終点を掘削 支障木を引っ張り出す 所定の長さに切る

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素材生産

2007年9月5日に、間伐対象木の調査を行った。

6林班スギ造林地(昭和10年植栽)で実施する今回の間伐は請負事業として行われるため、 事前に選木(間伐対象木を選ぶ作業)を行い、その立木の直径および曲りの有無等を調べ、 事業者が作業し易いよう、対象木には目印となるテープを巻いた。
間伐する木を選ぶ 胸高直径を測る 目印となるテープを巻く

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林道整備

2007年6月20日、21日に、林道の整備を行った。

6月中旬の梅雨入り後は、多くの雨と、それに伴う土砂流出が予想される。 排水溝が土砂で詰まると、雨水があふれて林道に流れ出し、路面を浸食してしまうおそれがあるので、 林道の側溝と溜めマス(流れ出した土砂を溜めて、配水管に土砂が詰まるのを防ぐ)に溜まっている土砂を取り除いた。
土砂が溜まった溜めマス 重機で土砂を取り除く 土砂除去後の溜めマス

また、車両の通行等により路面が下がってわだちが生じ、排水が不十分となった箇所があったので、 そこに新たに土砂を入れて路面を高くし、側溝に水が流れるよう路面に勾配を付けた。
ダンプで土砂を運搬 重機で土砂をならす 完成 作業箇所の横断図

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林道整備

2007年1月25日に、横断溝を林道に設置した。

この横断溝は昨年11月に溶接しておいたもので、 路面の排水を良くし、浸食を防ぐ目的で設置した。 設置箇所の路面を重機で掘り、そこへ横断溝を置き、 掘った土を再び戻して踏み固め、溝に残った土を取り除いた。
重機で路面を掘る 横断溝を置いて踏み固める 溝に残った土を取り除く

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林道整備

2006年11月14日に、林道に設置する横断溝の溶接(被覆アーク溶接)を行った。

アーク溶接とは電気の放電現象(アーク放電)を利用し、同じ金属同士をつなぎ合わせる溶接法で、 アーク放電によってもたらされる高熱で、接合したい金属材料を溶かし接合する。 その中でも、金属の棒に被覆材(フラックス)や保護材などを巻いた溶接棒を用いた被覆アーク溶接を行った。

今回は長さ5.5mの鋼製U字溝を作るため、4mのU字溝に1.5mのU字溝を接合することとした。 まず、他のU字溝を剪断機で切断して1.5mのU字溝を作り、次に接合する部分が接するように2つのU字溝を置いた。 溶接機からは2本の溶接ケーブル(母材側配線、ホルダー側配線)が出ており、 一方のケーブルを母材となるU字溝につなぎ、もう一方には溶接棒をつないだ。 溶接棒の先で母材を軽くたたくと通電して火花があがり、その反動で溶接棒の先端を接合する部分に移動させ、 母材との間隔を2〜3mmに保つとアーク放電が発生し、母材が互いに溶けて接合された。
剪断機で鋼製U字溝を切断 溶接棒を近づける アーク放電が発生 母材が互いに溶けて接合される

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保育

2006年11月14日に、5林班のスギ・ヒノキ造林地(平成元年植栽)の枝打ちを行った。

この造林地は、9月に保育間伐を行っており、今回はヒノキの枝打ちを行った。 ヒノキの枝打ちは通常、15〜20年生ごろに最初の枝打ちを行い、 その後50年生ごろまでに5〜8年ごとに3〜5回ぐらいの枝打ちを行う必要があるとされている。 今回は1回目の枝打ちで、地上から手の届く高さまで行ったが、 2回目以降は、はしごなどを使って行わなければならない。
枝打ち前の造林地の様子 のこぎりで枝を切り落とす 枝打ち後の造林地の様子

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素材生産

2006年11月10日に、丸太の検収作業を行った。

まず、土場に積まれた丸太の長さを4.05mあるいは3.05mに切りそろえ、 末口(2つある木口の内、直径の小さいもの)の直径を測り、 その直径を木口に木材チョークで記入した。 併せて、その丸太が曲がっているかどうかを確認し、曲がっていれば印を付けた。 このようにして長さ、直径、曲りの有無から丸太を区分して集計し、 長さ別にはい積みした。
丸太の長さを測る 末口の直径を測る 直径を記入(赤線は曲りの印)

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歩道整備

2006年10月26日に、歩道整備を行った。

翌日に行われる森林体験学習で、研究林内から流れる湯川川の源流部を見学するため、 八幡谷学術参考林内の上ウレビ谷に沿って設置されている歩道を整備した。 今回整備した歩道は、しばらく使用していなかったため荒れており、 保育間伐などを行った際にできたスギやヒノキの丸太を、橋や土留めなどに利用した。
丸太の橋を設置 くわで路面を補修 道が崩れないよう土留め

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素材生産

2006年10月12日から、11林班ヒノキ造林地(昭和26年植栽)の間伐作業を行った。
事前に伐採する立木の調査をしており、今回は立木の伐倒からはい積み(数量を確認するため、荷を規則正しく積み上げること)まで行った。

伐倒の手順
@伐倒方向、伐採点(伐採する高さ)を決める。
A伐倒を容易にするため、根張り(幹より張り出した根)のあるものは、取り除いておく。
B伐採点に受け口(伐倒方向を決めるために入れる)と追い口(根株と幹を切り離すために入れる)を入れる。
Cつる(受け口と追い口の間に切り残される部分。蝶つがいの働きをして伐倒方向と速度を調整)を残し、 追い口にくさびを打ち込んで伐倒する。
根張りを切り取る 受口を切る 追口を入れる 追口にくさびを打ち込んで倒す

はい積みまでの手順
@伐倒した立木の枝を払う。
A丸太として利用できる部分の長さを測り(採材)、丸太に切る(玉切り)。
B丸太をトラックに積み込み、土場へ運ぶ。
C丸太を土場に下ろし、はい積みする。
枝を払って長さを測る 丸太に切る トラックに積み込む 土場にはい積みする

10月16日から3日間は、企画情報室から向技術職員が間伐講習として作業に参加した。 研究林職員の指導を受けながら、一連の間伐作業を行った。
木を倒す方向を決める 受け口を入れる 追い口を入れて倒す 倒した木を丸太に切る

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作業道新設

2006年10月3日に、測量杭の設置と縦断測量、横断測量を行った。

前回の測量結果から、角度が急な箇所には曲線を設定し、 I.P、B.C(曲線始点)、M.C(曲線中点)、E.C(曲線終点)と、番号杭(20m毎に設置)の位置を求め、 巻尺を用いて、測量杭を設置した。 M.Cは曲線上の点で、I.Pを結んだ線上にないため、コンパス等を用いて杭を設置した。

次に、杭を設置した点の地盤高と、横断地盤線(各点を基準として路線の中心線に直角な横断面)の測定をそれぞれ行った。 地盤高は、レベル(水準器)とスタッフ(標尺)を用いた縦断測量で求め、横断地盤線は、ポールを用いた横断測量で求める。
測量杭の設置 コンパスを使って曲線を設定 レベルを使って地盤高を測定 ポールを使って横断測量

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作業道新設

2006年9月21日に、作業道設計のための踏査を行った。

今回の作業道設計は、既に開設されている林道ウレビ・アゾ線の終点から、9・10林班の境界までの区間で行うもので、 この区間が開設されると、プロジェクト研究やモニタリングサイト1000などの調査を行っている八幡谷学術参考林までのアクセスが 容易になることから、業務を行う上で非常に重要な作業道であるといえる。

まず、図面上で等高線を参考に大まかな路線を決め、 その後、図面上の路線に沿って実際に現地を歩いた(この作業を踏査という)。 その結果、実際の状況が想定していたものと異なる場合は修正を加えながら、 I.P(交角点)杭を設置しコンパス測量を行った。
既設林道の終点から踏査開始 目標の場所にポールを設置 ハンドレベルで傾斜を測定

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