気仙沼での緊急シンポジウムに参加

フィールド科学教育研究センター長 柴田 昌三


 3月11日の東日本大震災によって、フィールド研がポケゼミで毎年訪れる畠山重篤社会連携教授の水山養殖場(気仙沼)も壊滅的な被害を受けた。ご母堂を失われた畠山氏であるが、ご家族とともにすでに復興に向けた動きを始められている。また、フィールド研初代センター長である田中克名誉教授が中心となって「森は海の恋人緊急支援の会」を立ち上げ、物心両面でのサポートを始めている。4月30日には、日文研安田喜憲教授主催の緊急シンポジウム「沿岸漁業再生:東日本大震災『森は海の恋人運動』を緊急に支援する研究会」が気仙沼において開催され、柴田も参加した。その場で、社会連携教授継続の辞令を交付させていただき、今後も密接な関係を継続することが約束された。畠山氏には、例年どおり7月に京都大学での講義をお願いするとともに、7月16日に京都で開催予定のシンポジウムでご講演いただく予定である。

ニュースレター23号 2011年6月 ニュース