ビッグデータ

ビッグデータで森・里・海のつながりを解明します。
そもそも森・里・海の自然はつながっているのだろうか?どのようにつながっているのだろうか?シチズンサイエンスで取得するデータに人工衛星などのビッグデータを加えることで、客観的に関係性を解明します。機械学習・データ同化・スパース解析・因果推論といった最新の科学技術を活用します。

研究メンバー

大庭 ゆりか  村上 弘章  伊勢 武史

進行中の研究テーマ

日本の広い範囲で、環境DNAという手法で河口域に生息する魚の生物多様性を調べました。では、ある種の魚が存在する「理由」はなんでしょうか。その場所の気候や地形などにくわえて、川を伝わって流れてくる「陸地からの影響」も大いに考えられます。陸地が海に影響をおよぼすこと・人間が陸で行う活動が海に影響をおよぼすこと。これを検討するのが森里海連環学であり、ビッグデータを取得することで、従来のサイエンスでは実現不可能だった解析が可能になりました。

RE:CONNECTでは最先端のビッグデータや解析技術を使っていますが、ここでは「スパース解析」を紹介します。魚の生物多様性を示す環境DNAというビッグデータと、国勢調査など人間活動を示すビッグデータを用意し、その関係性の強弱を客観的に解析し、特に重要なものを選び出してくる技術がスパース解析です。