髙橋 宏司

参考情報(2023-11-30 までの情報です)

takahashi

フィールド科学教育研究センター 里域生態系部門
里海生態保全学分野 助教
舞鶴水産実験所
E-mail:takahashi.kohji.5n*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
業績など教育研究活動DB

(2021-10-05 公開, 2023-12-07更新)

1.主な研究テーマ

 魚類などの水生生物を対象とした認知科学

(1) 認知能力と生態の関係:認知生態学
 魚類は脊椎動物の中で最も多様な動物群であり、その生態も多岐におよんでいます。このような多様な生態に対して、彼らがいかに適応的な認知能力を備えているのかを研究しています。特に、最近は人間生活による環境の干渉が認知能力におよぼす影響について興味をもっております。

(2) 魚類の認知能力からヒトの心を探る:魚類教育心理学
 ヒトと同じ脊椎動物である魚類は、一般的に認知能力が低いととらわれがちですが、最近の研究から彼らもヒトによく似た認知能力を備えていることが明らかになりつつあります。そこで、ヒトの心理において未解明な点を、魚類を使った実験で探ることに興味をもっています。魚類の心理学から、ヒトの教育心理にフィードバックできるような「心」の解明を目指しています。

(3) 魚類の認知をヒト社会に役立てる:水産心理学
 魚類は、食用や観賞など、ヒトの社会の多くの部分で利用されています。そんな魚類の認知能力を理解し、操作することができれば、効率的な飼育や漁業に役立てられるかもしれません。魚類の備える認知特性を利用して、養殖や漁業、観賞などの発展に貢献するような研究をしたいと考えています。

2.好きなもの、趣味

 実験(計画を練ること) *昔は釣りやカヌーなどを趣味としていましたが現在は仕事の一環になってしまいました。

3.その他

 サカナや水の生き物が好きで、「彼らが何を考えているのだろうか?」ということに興味がある人がいれば、ぜひ一緒に研究しましょう。私が進める認知科学的研究はとても敷居が低いので、気軽にご連絡ください。また、高校などの教育機関へのサカナの実験の提案などもしていますので、興味がありましたら、ご一報いただければ幸いです。


(フィールド研における経歴とページ履歴)
2012-04-01/2015-03-31 里域生態系部門 里海生態保全学分野 (舞鶴水産実験所) 研究員
2021-09-01/2023-11-30 里域生態系部門 里海生態保全学分野 (舞鶴水産実験所) 助教
2021-10-05 http://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/staff/takahashi でページ公開
2023-12-01 新潟大学創生学部へ転出