芦生の森の保護管理とツーリズム

実施者:坂野上なお

原生的な姿を残す芦生の森ですが,実は江戸期より木地師や地元の村人達が木材を利用してきました。大学もまた,木炭等を生産しながら人工林造成を進めました。そして今,残された貴重な天然林は,教育・研究のほか,研究林が許可したガイド付きツアーにより,ハイキングや散策の場として一般の方にも利用されています。原生的な自然の保護とガイド付きツアー等のツーリズムの両立のための組織やルール,合意の形成 のためにどのようなプロセスが必要か,各地の事例も参照しつつ検討しています。

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異形をみせるアシウスギ。積雪期に太い枝を伐るなど,資源として利用されていたと考えられる。森と人との関わりが,樹齢数百年の巨木に刻まれている。

 

 

~大学の森を守ろう~