芦生研究林のシンボルマークは、様々な「円柱」が組み合わさってできています。それらが集まって円のような物体を形成していますが、円柱のうち一つでも欠けると全体のバランスが崩れ、円は壊れてしまいます。
円柱のひとつひとつは、様々な動植物の生命やその成長、またそれとともにそれぞれの研究が辿る道筋を表しています。芦生研究林の自然環境は様々な動植物が関与しあって維持されていますし、研究活動も、多くの研究者による蓄積と新たな発見が組み合わさって行われます。円柱が円を作っているのです。
芦生研究林も、またそこで行われる研究も、様々な要素が尊重され調和を保つことで存続していきます。そしてその調和しあった円柱の先から、なにか新たな研究・発見が飛び出すように生まれていくことを、私たちは期待しています。