施設

見本園

苗畑の周囲及び境界沿いの狭長な部分を見本園として、学生の樹木識別実習等に供している。北及び西側の境界沿いには、東方から順に、亜寒帯から暖温帯に至る国内産の樹木250種を、苗畑の東側には欧州・北米原産70種を、西側にはアジア原産100種をそれぞれ配している。その他、旧演習林事務室及び試験地事務室周辺に植栽されているものを含めて、総計500種の見本樹木が学生実習の教材や研究資材として活用されている。

苗畑・ガラス室

大学構内にあり、常時の観察調査に便利で学生・教員の試験研究や実習に広く利用されている。

材鑑室

各研究林・試験地及びその周辺地域に産する樹木(針葉樹20種、広葉樹86種、外国産を含む)の大型材鑑を収集・展示し、学生実習等に活用されている。

j.Pod実験実証棟

小林正美 京都大学名誉教授らが民間企業と共に共同開発した「j.Pod工法」とは、薄い板と金属プレートで製作されたロの字型のリブフレーム(木枠)を等間隔に並べ、連結して建物を構築する工法である。京都大学構内に初めてモデル施設として建設され、2005年4月に記者発表を行った。