2010年4月〜
2010年4月〜
2009年10月〜
2009年4月〜
(2009年4月〜)
2009.9.17.
赤い実
イチイ
ナナカマド
【白糠】先日、標茶には自生していないとの理由でカットになった木たちです。イチイ、ナナカマドともに白糠には自生しています。
イチイは庭木としてよく植えられていますが、鹿害を受けやすく白糠の山ではあまり見られなくなってしまいました。ナナカマドは白糠の町の木に指定されています。紅葉や赤い実が美しく北海道では街路樹として親しまれており、最も多く植えられているそうです。
いずれも林内よりも市中で見かけることが多い木といえそうです。
2009.9.5-9.11.
研究林実習V 夏の北海道、北海道東部の人と自然
赤岳登山
頂上は「夢の世界(学生談)」
雌阿寒岳山麓の天然生アカエゾマツ林
霧多布湿原
カラマツの間伐を体験
根釧台地の土壌の観察
打ち上げ
打ち上げ翌日に林内の土壌調査
「研究林実習V 夏の北海道」、「北海道東部の人と自然」が行われました。
森林科学科3年生を中心に19人が参加し、北海道の森林や湿原・高山植生、火山由来の土壌を観察したほか、間伐を体験しました。
一週間足らずの短い期間ではありましたが、「これぞ北海道」と言わんばかりの多様なメニューにも関わらず、様々なものに興味を持って実習に取り組んでおり、逆にこちらも勉強になりました。
肝心の森林調査が雨で中止になったのは残念でしたが、実習終了後に補習したということで、冬の実習で存分に成果を発揮してくれることでしょう。
2009.8.31-9.4.
森里海連環学実習
源流域の天然林を調査
取ったデータはその日のうちに
水質調査
川の生物相を調べます
童心にかえる
船上での調査
最後は森、里、海の班に分かれて発表会
打ち上げ
森里海連環学実習が標茶区と北海道大学の厚岸臨海実験所を拠点に行われました。
京都大学と北海道大学との共催で実施されており、今年は両大学の1年生を中心に学生19人が参加しました。別寒辺牛川水系を舞台に源流である森から、牧草地や湿原を経て厚岸湖につながる一連の流れを、生態系や物質の循環、人間活動といった視点から調査しました。
普段接点のない他大学の学生とも交流ができ、よい刺激になったと思います。
2009.8.20.
構内にて
オニグルミ
ノリウツギとアカハナカミキリ
【標茶】残暑お見舞い申し上げます。
こちら北海道は2学期も始まり、再び雨模様の肌寒い日々が続いています。夏は終わったのでしょうか。
構内ではオニグルミやイチイ、ナナカマドといったいろいろな植物が実を付け始めるなど季節の移ろいを告げています(イチイ、ナナカマドは標茶には自生していないのでカット)。
間もなく学生実習も始まり、また賑やかであわただしい日々がやってきます。
2009.8.3-7
調査研究方法実習
知床五湖の一湖
本物のヒグマの頭骨
高性能林業機械を使った施業を見学中
前田一歩園財団前の鹿防除ネット
食料・環境経済学科の調査研究方法実習が北海道研究林を拠点に行われました。今年の参加者は4人と少数精鋭です。
世界自然遺産に認定されている知床では斜里町と羅臼町が運営する知床財団の協力を得て、遺産登録の経緯やオーバーユース、観光客・地域住民と野生動物との軋轢といった課題や今後の展望について聞きました。
パイロットフォレストではハーベスタやフォワーダを使った伐採・集材システムを見学したほか、川湯エコミュージアムセンターや阿寒湖周辺の森林を管理する前田一歩園財団を訪れ、管理システムの現状と課題について学びました。
2009.7.31.
奥深い菌の世界
ホウキタケの仲間(?)
ハリタケの仲間(?)
ハナイグチ
フェアリーリング
【標茶】相変わらずぱっとしない天気が続いていますが、菌類にとってはありがたいのか、草刈りをしているとたくさんのキノコに出会います。
いろいろな形があり興味深いのですが、図鑑を見ても種類が多くてなかなか答えまでたどり着けません。ハナイグチも出ていました。ただ、ハナイグチは秋のおいしい(!)キノコ。なかなか気温の上がらない日が続いたせいか、秋と勘違いしたのでしょうか。
4枚目の写真はちょっと分かりにくいかもしれませんが、菌輪といって環状にキノコが生えています。地中で新しい菌糸が四方に広がっている様子が分かります。妖精が輪になって踊った跡にたとえてフェアリーリングとも呼ばれているそうです。
菌類が元気といっても部屋のカビは勘弁してもらいたい今日この頃です。
2009.7.27.
蝦夷梅雨
標茶は今日も雨だった
アカマルハナバチ
【標茶】全国各地で大雨被害が相次いでいますが、梅雨がないと言われる北海道でも平年の数倍の降水量となっており、すっきりしない天気が続いています。こういう状態をこちらでは「蝦夷梅雨」といいます。
本家「梅雨」に対し蝦夷梅雨は寒いです。原因が梅雨前線によるという点は同じなのですが、冷たい空気をもたらすオホーツク海気団の影響を強く受けるということでしょうか。農作物への影響を心配する声も広がってきています。
そんな中、雨の間隙をついてアカマルハナバチが事務所にやってきました。アカマルハナバチは日本では北海道のみに分布する「道産子」ですが、北海道ではトマトなどのハウス栽培のために導入されたセイヨウオオマルハナバチが分布を広げ、従来の生態系を破壊するという問題が起きています。
2009.7.16.
鋭意草刈中
使用前
使用後
ホザキシモツケ
フランスギク
【標茶】林内では着々と草が伸びてきました。草刈りシーズンの到来です。
放っておくと両サイドからササが繁茂してどこが道だか分からなくなる危険性もあります。通った形跡がなんとなく道であることを示しているのですが、「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる。 迷わず行けよ 行けば分かるさ」なんて言ってると、いつか脱輪するでしょう。あくまで人生訓ということで。。
下段の写真は、草刈りで刈られた花たちです。ホザキシモツケは北海道と本州の日光、霧ヶ峰に隔離的に分布する種で、本州ではあまり見ることができないそうなのですが、北海道ではそこら中に生えています。もうひとつはフランスギクです。名前から推察できるとおり帰化植物ですが、旺盛な繁殖力で林道脇に花畑を作っていました。マーガレットと似ており、かつてはフランスギクをマーガレットと呼んでいた時期もあったとのことです。
2009.6.24.
木工教室
板を切って
組み立てる
【標茶】恒例の沼幌小学校の木工教室が行われました。6月に入ってすっきりしない天気が続いていたのですが、待望の青空の下での開催となりました。
今年は箱を作る児童が多く、頑張って鋸を使っていました。ただ、あまりに天気が良すぎて、昼休みが終わって見てみると、板が乾燥して反ってしまうというハプニングもあったようです。木が反ると書いて「板」。勉強になります。
箱は単純な構造ですが、きちんと作ろうと思うと意外と難しいもので、苦労して作った分、普段何気なく使っているものの便利さや技術に改めて気づく機会にもなったと思います。
2009.6.19.
緑と青
ミドリニリンソウ
アオジの雛
【白糠】初夏は木々の緑と空の青が映えます。そんな季節に白糠からお届けする「緑と青」。
まずは緑。ミドリニリンソウです。5月11日の日誌にも挙げたニリンソウの仲間(変異したもの?)です。ニリンソウの花びらのような白い部分は実はがく片で、ミドリニリンソウはそのがく片が緑色のものをいいます。全体が緑色のものから写真のように白い縁取りになっているものなどいろいろあるそうです。先祖返りという表現もされることがあります。
続いて青はアオジです。繁殖で渡ってくる北海道では夏鳥ですが、越冬で渡っていく本州方面では冬鳥です。最も身近な鳥だそうです(北海道野鳥図鑑による)。漢字で青鵐と書くことから青色から名前がつけられていると思うのですが、成鳥を見てもどの辺が青なのかよく分かりません。。。ちなみに鵐は訓読みで「しとど」とあり、ホオジロの仲間の総称だそうです。
2009.6.11.
実生調査
白糠は傾斜が厳しいです
去年発生したアオダモがたくさん
【白糠】木の芽生えを実生と言います。樹齢何百年という巨木やうっそうとした森林も一つの実生から始まります。実生の生態を知ることも森林の動態を解明するのに欠かせません。
白糠では1メートル四方の小プロット120個を設けて追跡調査を行っています。1箇所で100個以上発生したところもあれば、斜面が崩れたり倒木の下敷きになってほぼ全滅したプロットもあります。
森を歩けば多くの実生が発生しているのを見ることができると思います。そのうち、無事生長できるのはチャンスを手にしたごくわずかな個体のみで、ほとんどが消滅してしまいます。木は大きいイメージがありますが、実は足下で過酷な生存競争を繰り広げています。
2009.6.5.
スミレな日々
ツボスミレ
エゾノタチツボスミレ
シロスミレ
アカネスミレ
【標茶】春先から林床に次々と咲くスミレ。「スミレ王国」と呼ばれるほど日本にはスミレが多く、北海道も特産のスミレが多いそうです。種の多さもあって同定は難しいと敬遠される傾向がありますが、見分けるポイントが分かれば意外と識別できるとのことで、図鑑とつきあわせて日々勉強です。以前に掲載したものと含めて、標茶区では今春7種の開花を確認しました。
ポイントとなるのは、花の色、地上茎の有無、葉の形、托葉の形、毛の有無などです。まだまだ自信が持てないものもあります(4枚目のアカネスミレ等)が、ひとつ分かると芋づる式に識別できるようになるのが面白いです。作業中もついスミレが目に付いて足を止めてしまい、いぶかしがられる今日この頃です。
2009.5.30.
未来の森
カラマツ造林地に植樹
100年後にはどんな森になっているのでしょう
【標茶】研究林を離れて、町内のコッタロというところで行われた植樹イベント「豊かな緑と魚のリバーサイド植樹」に参加しました。
町内に住む人や地元の標茶高校生、釧路の漁協の人たちが参加して、カラマツの伐採跡地にミズナラやヤチダモを植えました。植樹後は、漁協のお母さん達が用意してくれた鮭の鍋や昆布のサラダをいただきました。
研究林も含めこの地域は貴重な生態系を持つ釧路湿原に近く、切っても切れない関係です。また、さらに下流の釧路は日本有数の漁獲量を誇る水産都市でもあります。木を植えるという行動は小さなものかもしれませんが、川上の住民と川下の住民を繋ぎ、豊かな森林・湿原・海を未来に繋げる一歩になることを期待します。
2009.5.21.
水恋しい季節
アメマス
エゾアカガエルと思われます
【標茶】日に日に暑くなってくると、水が恋しくなってきます。昼休みにふらふらと吸い寄せられるように水音のする方に行くと、気持ちよさそうに彼らが泳いでいました。
川にはアメマスの他、ヤマメやヤツメウナギなんかもいました。最上流部に近く、小さな個体ばかりではありましたが結構居ます。泳いでいる姿しか見ていないので同定に確証はないですが。。。
近くの水たまりにはたくさんのオタマジャクシがいました。北海道在来のカエルはエゾアカガエルとニホンアマガエルの2種です。見かける頻度はエゾアカガエルの方が多いです。ちなみにエゾアカガエルのオタマジャクシは捕食者であるエゾサンショウウオがいると約2倍頭が大きくなり、丸呑みを防ごうとし(一方、エゾサンショウウオも対抗してあごを大きく発達させる)、ヤゴがいると尾びれを大きくして逃げやすいように形態を変化させるそうです。
2009.5.19.
風に吹かれて
砂塵
オオジシギ
【白糠】強い西風が吹いたこの日、空は黄色く濁りぼんやりと薄暗い天気でした。新聞によるとその正体は「砂塵(さじん)」とのこと。砂塵というと中国内陸部のイメージがありましたが、北海道でも起きるようです。発生源は恐らく十勝地方。一大畑作地帯である十勝地方はこの時期、畑を一斉に耕し、ビートやジャガイモなどの作物を植え付ける作業を行うため、土ぼこりが発生しやすくなっています。
この時期、夜になると上空から騒々しい音を立て、別の地域から来た人を驚かせるのが、オオジシギという鳥です。ジッジッジッジーと鳴き、急降下しながら大きな風切り音を立てるディスプレイ飛翔をします。この様子から別名「カミナリシギ」とも呼ばれます。昼夜を問わずにぎやかにやってます。この鳥、春になると繁殖のため赤道を越え約9000q離れたオーストラリアから渡ってきます。愛嬌のある姿からは想像も出来ない壮大な渡りをする旅人です。
2009.5.18.
ヤチボウズに毛が生えた
ヤチボウズも新緑の季節
林道の路面をならしています
【標茶】北海道も新緑の季節になってきました。湿地にボコボコとした姿を見せるヤチボウズも模様替えです。この時期は頭頂部から緑色の髪が生えてきているようにも見えます。ちなみにヤチボウズは妖怪の類なんかではなく、スゲ類が株状に茂り長い年月をかけて大きくなったものだそうで、湿地独特の風景を作っています。
林内では林道の整備を行いました。特製の路面ならし器が大活躍しています。
2009.5.14.
桜は桜でも
エゾオオサクラソウの群落
トドマツの稚樹に混ざって生えてました
【白糠】桜は桜でもエゾオオサクラソウです。こちらの桜はエゾヤマザクラよりも随分と賑やかに林内を彩っていました。年々群落が大きくなっているらしく、開花を楽しみにしていました。アップで撮らなくても充分な存在感でした。
サクラソウの仲間は生息地の破壊や園芸採集、盗掘などで個体数を急激に減らした種が多く、絶滅の危機に瀕している種もあるそうです。。エゾオオサクラソウは道東で比較的普通に見られる種らしいですが「とっていいのは写真だけ」という気持ちで大切に見守っていきたいものです。ただ、この時期の北海道は花より山菜が人気のようで。。。
2009.5.11.
桜前線到達
エゾヤマザクラ開花
ニリンソウ
【白糠】2009年1月2日から4ヶ月と9日、日本一早い桜の開花が宣言された那覇から約2400q離れた白糠に桜前線が到達しました。今年も平年よりは若干早い開花です。ニリンソウの花も咲いていました。ニリンソウは山菜として若葉は食べられますが、毒草として有名なトリカブトと間違えやすく、さらによく似た場所に生えるため要注意です。花が確認できれば一目瞭然です。
2009.5.8.
晴天続きで
キタコブシ
今年はたくさん咲いています
ミヤマスミレ
ギョウジャニンニク
【標茶】ゴールデンウイークの北海道は晴天続き。連休前に一輪だけ咲いていたキタコブシも休み明けにはすっかり満開になっていました。ここ数年では一番の咲きっぷりです。
3枚目はミヤマスミレだと思われます(種が間違っているという指摘は喜んでお受けします)。林道を巡視していると思わぬところで群生していました。4枚目は北海道民ならおなじみの春の山菜、ギョウジャニンニクです。強い風味に病みつきになる人も多いそうですが、うっかり山奥まで入り込んで熊とご対面、なんてことにはならないよう気をつけたいものです。
2009.4.30.
冬のち夏
キバナノアマナ
セイヨウタンポポ
フイリミヤマスミレ
アオイスミレ
【標茶】雪が降ったかと思えば今度は夏です。最低気温が-3.7℃と冷え込んだ朝から一転、日が高くなるにつれ気温もぐんぐんと上がり、昼過ぎに27.1℃を記録。きょうの気象庁の観測値と照らし合わせると最高気温は日本で2位、最低気温では日本で6位タイの記録に相当します。日較差は30℃を越え、今年初の夏日は冬日とセットで記録されました。体調管理の難しい季節です。
少し調べてみたところ、標茶では1977年の5月11日に最高気温31.5℃、最低気温-2.5℃と、同じ日に真夏日と冬日が同居する記録がありました。上には上があります。
構内に咲く花もだんだんと種類が増えてきました。
2009.4.27.
油断大敵
雪に包まれたカラマツ並木
除雪作業中
【標茶】セイヨウタンポポが咲き、アオイスミレも咲き、ウグイスの初鳴きも聞いて、このまま春本番と思いきや・・・甘く見ていました。一晩で約30pの積雪がありました。今年は低気圧がよく発達して北海道までやってきます。
毎年、ゴールデンウイークまでは雪が降るかもしれないといわれてますが、まさかここまで降るとは思ってもいませんでした。冬に逆戻りです。今週から予定していた林内作業も足止めです。
2009.4.17.
変わる風景
キタミフクジュソウ
エゾエンゴサク
【標茶】昨日は時折雪の交じる冷たい雨が降っていましたが、きょうは1日晴れ渡りました。
構内のフクジュソウ(キタミフクジュソウ)も次々と花を咲かせています。青い空に黄色い花が映えます。写真の場所は来月にはセイヨウタンポポの黄色い花に入れ替わります。
キタミフクジュソウに続いて構内に咲き始めるのがエゾエンゴサクですが、ようやく青い花が見られました。開花にはあと一息です。春先、いち早く花を咲かせる植物の総称として「スプリングエフェメラル(春の妖精・春の儚い命)」という言葉もあります。林床が日に日に賑やかになっていきます。
2009.4.14.
落枝拾い
一つ一つ拾い集めます。
構内にはいくつもの山ができました。
【標茶】ミレーの傑作「落穂拾い」ならぬ落枝拾いです。春の現場作業は冬の間強風で折れた枝の片付けからです。放っておくと夏の草刈りの際、支障になります。
この冬は荒れる日が多かったため、いつもより心なしか多かったような気がします。たき火をしたい衝動に駆られますが、山火事の危険があるためこの後はチッパーで砕いてばらまきます。バイオマスとして利用ができるといいのですが・・・。
2009.4.9.
入山式
1年間の安全を祈ります
お供え物はこのような感じ
【標茶】年度初めということで入山式が行われました。林内にあるカラマツに囲まれた祠に、御幣を手作りして水、酒、米、塩といったお供え物に加え、アカエゾマツで作った玉串を捧げて1年間の作業の無事を祈りました。最近ではだんだんとこのような風習も薄れつつあるそうです。
山の神をまつる日は、一般に山に入ってはいけないということになっているそうですが、ここでは、凍結した土が解けたために林道はぬかるんでおり、山での作業を始めるにはもう少し時間がかかりそうです。
2009.4.7.
来訪者
エゾヤチネズミ。
ヤマゲラ
【標茶】暖かくなり、冬の間あまり見られなかった動物たちも姿を現し始めました。
1枚目は(おそらく)エゾヤチネズミです。雪が積もっている間は雪の下で生活しているのですが、雪が解けてきたために、彼ら(彼女ら)のすみかがあらわになってきました。道脇の残雪はネズミマンションのごとく穴だらけです。ぱっと見はかわいいんですが、林業界では害獣扱いです。
2枚目はヤマゲラ(雄)。いわゆるキツツキの仲間で、緑色っぽい羽が特徴です。ただ、いかんせん逆光で写真ではよく分からないです。いいものを選んだつもりだったのですが・・・。標茶構内に「つがい」でやってきてしばらく賑やかにしていました。
2009.3.31.
福寿草
褐色の地面に黄色い花が咲きました。
まだ強いとはいえない太陽の光を集めます。
【標茶】全国各地から桜の便りが聞こえてくる3月、北海道ではフクジュソウが咲き始めました。今年は暖冬だったためか昨年よりも約10日早い開花となりました。
フクジュソウは温度変化に反応して花弁を開き、さらに太陽の動きを追って向きを変えて花の部分に熱を集めるという性質を持つそうで、居心地がいいのか虫たちも多く集まっていました。