京(みやこ)と森の学び舎

フィールド研の教員が2018年度より、京と森の学び舎を開催しています。

この学び舎では、市民の方々と森里海のつながりについて学びあい、新しい森里海のつながりをつくっていくことを目的にしています。これからの自然保護や持続可能な地域づくりの担い手として、森里海連環学を私たちと一緒に学んでいき、各地で活躍していただきたいという思いから20代から40代を中心に参加者を募りました。第1期では、当初定員を大きく上回る24名の参加がありました。また第2期には26名の参加が集まりました。

小規模な定員設定の理由は、ユニットの教職員と市民の方々とのコミュニケーションを密にすることにより、研究者からの情報提供の場にとどまらず、研究者と市民との協働を生み出す場として機能させるためです。そしてこれは、森里海連環の再生のためのシチズンサイエンス(市民による科学)を進める試みでもあります。

多忙な中「森里海を学びたい、仕事に活かしたい」という強い思いに応えるため、参加しやすい環境づくりを目指して開始時刻を18時30分からとし、また、駅近くで通いやすい場所、そして楽しそうな場所ということを大切にして会場選びをしています。

学び舎の第1期ではすでに1年を通じて学び合った仲間が、各地で様々な連携を進めています。学び舎から新しい森里海をつなぎ直す取組がうまれ、社会を少しずつより良い方向へ変えていく。大学ができることのひとつとして、そのような学び合いの場を作って行く予定です。
今後の京と森の学び舎の活動にご注目ください。

これまでの学び舎の取組については、以下のリンクをご参照ください。

2020年2月以降の学び舎の活動報告はこちらから。