京と森の学び舎 第2期修了報告

11月20日

京と森の学び舎第2期の修了式を執り行いました。コロナ感染対策のため、オンラインと対面のハイブリッドで行いました。

今年度は、途中から新型コロナ感染症の影響で、予定していた対面での講義やフィールドワークが実施できませんでした。特に芦生研究林など、野外での体験が十分できなかったことはとても残念でした。

そのような状況下でも、大勢の方に継続して参加いただき、14名の方に修了証をお渡しすることができました。コロナ禍の中で森里海とつながる手立てを探る1年となりましたが、多くのアイディアと深い繋がりを得ることができました。

修了者のみなさんには、これから3年間、森里海コミュニケーターとして、森里海連環学の社会への実装に向けて、私たちとともに活動していただきます。

これからの学び舎について

学び舎の取り組みは各方面から高い評価をいただき、第3期の実施が決まりました。第3期は、12月4日から開始いたします。

今回も多数の応募をいただき、18歳から48歳までの25人が集まりました。

オンラインでの講義から始めますが、コロナの状況が治り次第、対面での講義やフィールドワークを再開したいと考えています。第3期では企業とのコラボも多数企画中です。

森里海連環学のさらなる進化にご期待ください。

写真:修了式の様子。

第2期の講義一覧:

第1回 2019年12月6日 会場:キャンパスプラザ京都

オリエンテーション:森里海を次世代につなぐには?学び舎でできること、したいこと。

特別講義:2019年12月18日 会場:キャンパスプラザ京都

テーマ:つながりの断ち切られた社会で希望を見出す:難民問題と森里海連環が示すもの

講師:小俣直彦さん(オックスフォード大学国際開発学部・准教授)

ゲスト:田中克さん(京大・名誉教授)、畠山重篤さん(京大・社会連携教授)、小鮒由起子さん(こぶな書店・店主)

第2回 2020年2月7日 会場:ヨリアイマチヤ

テーマ:ダムと干潟から学ぶ、森里海つながり。

講師:溝口隼平さん(リボーン・代表)邉見 由美さん(京大フィールド研・特定研究員)

第3回 2020年5月29日 オンライン講義

テーマ:自然と人のつながり、琵琶湖の事例

講師:淺野悟史さん(京大地球環境学堂・助教)、赤石大輔

第4回 2020年7月17日 オンライン講義

テーマ:「由良川を知る:環境と観光」

講師:福島慶太郎さん(京大生態学研究センター・研究員)、小林功士(京都森のDMO・職員)

第5回 2020年9月 オンライン講義

テーマ:自然と人のつながりをつくる:NPOの取り組み

講師:浜本麦さん(NPO法人くすの木自然館・専務理事)、杉山拓次さん(春日山原始林を未来へつなぐ会・事務局長)

フィールドワーク:2020年11月15日

場所:京都大学上賀茂試験地

学び舎修了生企画:森のパスポートへの参加。