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令和7年度北海道東北地区大学演習林等技術職員研修

6月24日から27日にかけて令和7年度北海道東北地区大学演習林等技術職員研修が京都大学主管で北海道研究林標茶区にて開催されました。

京大での開催は昨年度に続き2年連続で、北海道大学から3名、東京大学から1名、九州大学から1名、京都大学から2名の計7名が参加。本年度は都市部での救急システムでは対応しきれない野外活動を想定し、リスクマネジメントと事故発生時の対処方法について、講義や実習を通して基本的な考え方と技術を身につけることを目的としました。

研修は北海道研究林の職員も加わって、野外や災害時における救急法の講習等を行っているWMA Japanのインストラクターによるセミナーをオンラインにてグループワークを交えて実施したほか、標茶消防署の協力による救命講習会や、各施設で行っている安全対策や事故事例などについての情報共有、標茶区の林内の見学、釧路湿原の温根内木道と野生生物保護センターの見学を行いました。質疑や意見交換を通して、知見を広げる機会となりました。

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エゾノウワミズザクラ

エゾノウワミズザクラが白い花を咲かせ、周囲に甘い香りを漂わせています。

エゾノウワミズザクラは国内では北海道と青森のみに分布する種で、近縁のウワミズザクラとは雄しべの長さが花弁より短いことで識別できます。

蕾や若い果実の塩漬けを杏仁⼦(あんにんご)として⾷⽤にする地域もあるそうで、どんな味がするのか興味津々です。

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伐採が始まりました

標茶区の2林班でカラマツの皆伐、地拵え事業(請負)が始まりました。

研究林では所有していないハーベスタで伐倒と枝払い、玉切りが一気に進められています。チェーンソーが主役の直営事業とは圧倒的に進み方が違います。羨ましい限りです。

安全確保のため5月中は2林班ゲートから北への通行は控えていただきますようお願いします。

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オオヤマザクラ開花

標茶区のオオヤマザクラの標本木が5月12日、ようやく開花しました。

4月の終わりに雪が降るなどしたためか、昨年より6日遅い開花です。気温も20度前後まで上がる日も増え、林内ではあらゆる植物の展葉、開花が進んでいます。

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エゾエンゴサク

標茶構内花情報(5/7現在)

エゾエンゴサク、エゾムラサキツツジが見ごろ。

ヒメイチゲ、フッキソウ、アオイスミレ、バッコヤナギもこっそり開花中

昨年、たくさん着花して目を楽しませてくれたキタコブシは今年、ほとんど花をつけませんでした

もうすぐオオヤマザクラも咲きそうです

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ドローンの操縦講習会

標茶区の構内でドローンの操縦方法の講習会を開催しました。

これまで、あまり使ったことのない職員向けに実施したもので、飛行計画の作成から機体の点検、周囲の安全確保、操縦時の注意点などについて、参加者それぞれで実際にドローンを飛ばして確認しました。

若干風があったため、位置情報による補助があっても、機体が流される感覚も体験しました。

今後、業務で積極的に活用し、調査精度の向上や効率化につなげていきたいと思います。

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入山式で安全祈願

残雪も日に日に解けて、春の雰囲気が漂う新年度、安全を祈願して入山式を有志で執り行いました。

林道のぬかるみが落ち着いたら、山での作業も本格的に再始動です。

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フクジュソウ

標茶区構内はまだ雪に覆われているのですが、3月8日、日当たりの良いの木の根元にフクジュソウ(Adonis ramosa)が咲いているのを見つけました。

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ドカ雪

小雪傾向のまま立春を迎え、このまま冬が終わるかと思っていたらドカ雪が降りました。

ほとんど雪がなかった十勝地方では1日で1mを超える記録的な積雪となったそうですが、北海道研究林も標茶区は24cmから64cm、白糠区は8cmから一気に107cmの積雪となりました。

湿気を含んだ重たい雪で、朝から重機が大活躍しています。着雪による造林木への被害も心配です。

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凍ったヤチボウズの間をうろうろと

最後に残しておいた固定標準地調査サイト、湿性林の調査を行いました。

冬以外はぬかるみで歩きにくいため、凍り付くのを待って決行しました。ここ数日よく晴れて氷点下10度を下回る日が続いていたので、足元のコンディションはまずまず。その分気温は低く、谷底で日当たりも悪く、時折雪がちらつき寒さは厳しかったです。

途中、地上1m程度のホザキシモツケの藪の中に鳥の巣を見かけました。鳥は種ごとに異なる巣を作るのですが、主がいないと何の鳥が作ったものか分からないことも多いです。この巣から旅立った雛たちは今頃大きくなって、どこか遠くで羽ばたいているのかもしれません。