カテゴリー
フィールド

けむし通信

昨年、釧路ではマイマイガが大発生したというニュースがありましたが、今年は標茶区でカシワマイマイの幼虫が大発生しています。マイマイガもやや多い様子。マイマイガの幼虫はニャッキのような目がチャームポイントですが、カシワマイマイは2本の角のような毛束がかっこいいです。でも大きな毛虫がたくさんたむろしている姿はやはり生理的にきつい。

マイマイガは針葉樹、広葉樹問わず(好き嫌いはありますが)食べるのに対して、カシワマイマイは広葉樹の葉を食べます。特にオニグルミ、次いでミズナラが好みのようで、丸裸にされたオニグルミもあります。構内のスモモも軸と実だけを残した姿になっています。一方、イタヤカエデやミズキ、ヤマグワ、ハルニレなどはこれといった被害は見られません。また、同じ樹種でも被害の集中している木もあれば、無傷の木もあり、何が被害の差になっているのか興味深いところです。

たくさんの毛虫が発生しているので、蛾の発生もすごいことになるかと思っていたのですが、最近、体がつぶれてしまったような状態で死んでいる毛虫も多く見られます。マイマイガは10年に1回程度大発生するのですが、流行が終息する要因として核多角体病ウイルスの感染や寄生蜂があり、ウイルス感染では幹や枝から垂れ下がるようにして中身が溶けてつぶれるとのこと。宿主が大発生すると、天敵も増えるそうです。

カテゴリー
フィールド

隠れ身の術

草を刈っていると、至近距離の茂みの中から突然オオジシギが飛び出してきました。
地面をよくよく見てみると、ウズラの卵のような模様の入った卵が3個。
環境が変わると抱卵放棄するかもしれず、何とも申し訳ない気持ちになったのですが、後日確認すると、再び抱卵している様子が確認できました。

左の写真には抱卵している姿が写っています。
おわかりいただけただろうか。

ディスプレイフライトといって空を飛んでいるときはとても騒がしいのですが、本気で隠れるとまず見つけられません。
そこにいると分かっていても、一度目を離すと・・・あれ??まさに「隠れ身の術」。
今回、至近距離で姿を現したのも、限界まで我慢をしていた結果だと思います。

近年、生息地の環境悪化で個体数が減少しているといわれています。
草刈りの結果、外敵からもやや見えやすい状態になってしまいましたが、無事巣立ちを迎えられるといいなと思います。

カテゴリー
フィールド

エゾリスが居ます

朝晩の冷えこみもぼちぼち緩み、新緑が目に鮮やかな季節となりました。
先日、山へ作業に行く準備をしていると、管理棟玄関にエゾリスが来ていました。
少し前には車庫の中に入ってきており、2月の学生実習では巣穴から出てくるところが見られたそうです。
リスが埋めた実が育ち、構内がオニグルミだらけになりつつあります。

カテゴリー
フィールド

森のエビフライ

構内見本林で作業していたら、エゾリスがドイツトウヒの球果を食べた痕がありました。
きれいに食べたものはエビフライ🍤に見えます。
雪が解け気温も上がり、エゾリスたちもほっとしているでしょうか。
エゾリスさんたち、今年度もよろしくね。

カテゴリー
フィールド 実習

研究林実習Ⅳ-冬の北海道 2025

2/20-2/26の日程で、標茶区にて京都大学の研究林実習Ⅳが実施されました。農学部3回生の19名が参加しました。

2/21は林内で毎木調査・積雪調査、構内でくくり罠の設置を行いました。

毎木調査では、スノーシューを装着し、落葉した天然林で樹種判別と胸高直径の測定を行いました。

積雪調査では、積雪の断面を作成し、層ごとの雪質の違いや深さによる雪温の違いなどを観察しました。休憩中には、オオワシとオジロワシが飛行する様子が見られました。

くくり罠の設置では、足跡やフンなどのシカの痕跡から罠の位置や餌の撒き方を考え、有資格者によって罠が設置されました。罠の様子を撮影するための自動撮影カメラも設置しました。カメラ設置の説明の際、取り付けていたシラカンバの穴からエゾリスが出てきました。

2/22は樹木識別、くくり罠の回収を行いました。

樹木識別では、スノーシューで林内を歩いて様々な種類の樹木の枝を集めました。冬芽や樹形、樹皮などの特徴から樹種同定する練習をしました。また、足跡や食痕、フンなどから動物の種類や生態を観察するアニマルトラッキングを並行して行いました。午前の実習が終わり、道具を片付けようとしていたところ、シマエナガが現れました。双眼鏡で見たり、写真を撮影したりして、かわいらしい姿を観察できました。

前日に設置した罠に2頭のシカがかかっていたので、有資格者が止め刺ししたシカを解体しました。夕食にはシカカレーを作り、食べていました。

2/23はきのこの植菌、スキー合わせを行いました。

植菌では研究林産ミズナラの榾木にシイタケとナメコの菌を打ちました。また過去にシイタケを植菌した榾木の輪切りから、菌の成長の様子を観察しました。

スキー合わせでは山スキーの調整・足慣らしを行い、25日に予定している林内観察に備えました。

2/24は釧路市にある株式会社北都のトドマツ精油プラントと、浜中町にある丸善木材株式会社の製材工場の見学を行いました。北海道の林業や、木材、枝葉の活用について学ぶことができました。

2/25は林内観察と樹木識別テストを行いました。山スキーでコースを一周しながら植生を観察し、コースの最後に樹木識別テストを行いました。

実習名は冬の北海道ですが、実習期間は暖かく雨が降る日もあり、春の北海道でした。また、今回の実習ではシカが2頭も獲れたのが印象的でした。学生の皆さんにとっては貴重な経験になったと思います。

カテゴリー
フィールド

ウサギコウモリ

昼頃、標茶区管理棟の前を歩いていると、何かがひらひらと舞うように飛んでおり、よく見るとコウモリでした。

建物の陰に飛んでいき、壁にとまったので姿を撮影することができました。数枚撮影すると、狭い隙間に入って見えなくなりました。

過去にも、管理棟の2階にとまっていたことがありましたが、昼間は耳を畳んでおり、夕方になると耳を伸ばしていました。

カテゴリー
フィールド

シマリス



か…かわいい…。
現場からは以上です。

カテゴリー
フィールド

大忙しのエゾリス

つい先日までの暑さが嘘のように秋めいてきました。

葉が落ちて見通しが良くなってきた構内を、エゾリスがオニグルミを探し求めてウロウロしています。

最低気温も氷点下となり、ヒトも冬に備えて慌てて冬物の服を出したり、暖房を付けたり、脂肪をまとったり(?)しています。

カテゴリー
フィールド

エゾリスのクルミ探し

出勤途中、エゾリスが地面を探っていました。
見ていると、30秒ほどでオニグルミの実を掘り出し、口にくわえて近くの木に登っていきました。

カテゴリー
フィールド

木ノ上ニ居リマス

エゾシカのライトセンサス中に、エゾクロテンを目撃しました。
林内に仕掛けたセンサーカメラにはよく写っていますが、実際に出会うことは稀です。

低い枝の上に1分ほど留まった後、幹を駆け上がっていきました。