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北方林の生態系と林業を学ぶ

北海道研究林

北海道研究林は北海道の東部に位置し、釧路市の北北東約45kmの標茶区(1446.8ha)と西約40kmの白糠区(880.4ha)の2箇所からなります。

標茶区の2/3は落葉広葉樹の天然生林で覆われ、それ以外はカラマツ等の人工林です。

白糠区は主にトドマツ、ミズナラ、シナノキ、ダケカンバ等からなる天然の針広混交林となっています。

お知らせ

白糠区入林制限(2023/10/1~2024/3/17)
白糠区では、銃器を使用したエゾシカ駆除が行われるため、期間中、土日・祭日の入林を禁止します。

春のヒグマ注意特別期間(4/1~5/31)

林道通行規制
積雪状態となり、標茶区の除雪区間以外の車両走行はできません。林内作業にご注意ください
(一般利用の場合、通年車両通行禁止です)

文部科学省教育関係共同利用拠点「人と自然のつながりを学ぶ森林フィールド教育共同利用拠点」に再認定されました。

研究ハイライト

  • 標茶区における外生菌根菌相調査
    京都大学フィールド科学教育研究センター 杉山 賢子  2022年より、標茶区で外生菌根菌に関する調査を始めました。 我々が普段見かける植物のほとんどは、根で何かしらの菌類と共生しています。中でも、ブナ科・マツ科・カバノキ […]
  • 日本新産種のキクラゲAuricularia americana s. str.
    北海道研究林白糠区で採取されたキクラゲが日本国内で初めて記録された種として報告されました。
  • 道東地域における地磁気永年変化の観測
    北海道大学大学院理学研究院 橋本武志  京都大学北海道研究林のある道東地域では、太平洋沿岸域の地磁気が周辺と比べて顕著に強いことが知られています。こうした磁気異常は、千島海溝沿いに点々とみられるもので、太平洋プレートの沈 […]
  • 常駐学生が森林学会学生奨励賞を受賞
    北海道研究林に常駐し研究をされている本学博士課程2回生の中山理智氏が、2021年森林学会学生奨励賞を受賞されました。 そこで受賞された研究について、インタビュー形式で研究紹介をしていただきました。