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フィールド

落ち葉のお土産注意

カラマツが黄金に輝く季節になりました。

カラマツは日本に自生する唯一の落葉性の針葉樹で秋には黄葉します。夏には涼しい木陰を与えてくれていた森が、今では秋の深まりとともに木漏れ日の明るさを演出しています。

見透しもよくなり天気が良いととても心地よいのですが、調査で森に入ると腰袋が落ち葉だらけになりがちです。作業着にも容赦なく潜り込んでくるので、気を付けないと事務所の中や家に持ち込んで怒られます。

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フィールド 実習

ILASセミナー:北海道のきのこの生き方と多様性

9/20-24の5日間、京都大学の1回生を対象としたILASセミナー「北海道のきのこの生き方と多様性」が開催され、学生4名が参加しました。

21日は、標茶区のトドマツ人工林2か所と、広葉樹天然林1か所できのこ採取を行いました。発生環境など、現場でしか得られない情報をしっかり記録することを意識して採取を行いました。
室内に戻ってからの同定作業では、教員の解説を聞きながら、傘や柄、胞子の色、においなどの様々な特徴に着目して協力して作業を行いました。

22日は、標茶区のトドマツ人工林1か所と広葉樹天然林2か所できのこ採取を行いました。その後は、カラマツ人工林とアカエゾマツ人工林のきのこを観察しました。昼休憩で、皆が見つけたきのこを持ち寄り撮影会が始まったのが印象的でした。
夜には、芦生研究林で同時開催のILASセミナー「芦生研究林の菌類多様性に触れよう」とZoomで繋いで、お互いの地域や、林内の様子、採れたきのこ、自分の推しきのこの共有を行いました。標茶と芦生で採れたきのこの違いを学ぶことができました。

23日は、摩周湖、川湯ビジターセンター、硫黄山に行き、遊歩道を歩きながら植生ときのこの観察を行いました。火山の影響で独自の植生を示す川湯において、標茶区と異なる樹木やきのこを観察することができました。

実習期間中は晴天に恵まれ、予定していた調査と見学をすべて終えることができました。いつもは霧の摩周湖ですが、雲一つない青空できれいな摩周湖を見ることができました。きのこに真剣に向き合う姿勢が天気を味方につけたのかもしれません。

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イベント フィールド

京大ウィークス2026 自然観察会「秋の森の生態系」 開催

10月4日(日)に白糠区で京大ウィークス2026 自然観察会「秋の森の生態系」を開催しました。
定員14名のところ応募が30名あり、抽選の結果当日は11名の参加者が集まりました。

参加者を2班に分けて前半、後半交代で昆虫の専門家である小林准教授、菌類の専門家である杉山助教それぞれが担当するコースで散策・自然観察を行いました。小林准教授のコースでは、昆虫や植物等の観察のほか、マレーゼトラップで捕獲された昆虫やリタートラップによる調査の解説なども行いました。杉山助教のコースでは林内をあるきながら発生していたキノコ・菌類の観察を行いました。
お土産に職員手作りのキノコのしおりを配布しました。
参加者からは、「キノコや虫・植物など、気をつけて見て歩くと気がつくことがいっぱいあるとわかりました」
「どの様な質問にもていねいに答えて頂いた点が大変印象に残りました」等の感想が寄せられました。

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フィールド 実習

森里海連環学実習Ⅱ 2026

9月6日から12日まで「森里海連環学実習Ⅱ」が行われました。実習は北海道大学の「森里海連環学 北大・京大合同演習」と合同で開講され、京都大学から2名、北海道大学から10名、信州大学、茨城大学、岐阜大学から各1名が参加しました。全国各地から集まった学生がグループに分かれて多彩なメニューに取り組みました。

1日目は天然林の毎木調査や火山灰性土壌の調査、ライトトラップによる昆虫相調査を行いました。それぞれの調査は、班ごとに尾根と湿地に分かれて行いました。

2日目はパイロットフォレストの見学、標茶区内の天然林で源流域の水質調査と生物相調査を行いました。

パイロットフォレストでは、その成り立ちや区画整備を学び、望楼から人工林を見学しました。

水質調査は、水温、pH、電気電動度を測定し、生物相調査は、たも網で生物採集を行いました。調査後に湧水を見学し、水に触ってみる学生もいました。

3日目は別寒辺牛川の中流域から下流域にかけて水質調査と生物相調査を行いました。

4地点で水質を記録し、生物採集を行いました。調査中、シマエナガの群れに囲まれて小さくてかわいらしい様子を観察しました。潤彩橋では、追い込み網に60㎝を超えるアメマスがかかりました。

3日目の夜からは北海道大学厚岸臨海実験所に場所を移し、海の調査を行いました。

標茶町から厚岸町にかけて森・川・海の調査を行い、その連環について考えることができたと思います。

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フィールド 実習

研究林実習Ⅲ 2026

8月28日から9月4日にかけて農学部森林科学科3回生を対象とした研究林実習Ⅲが開催されました。実習には18人が参加し、道東の森林や林業について学びました。


1日目の夜に樹木識別を行いました。事前に職員が集めた枝を観察して翌日の毎木調査に備えました。

2日目は白糠区の天然林で毎木調査を行いました。役割を分担し協力して作業を行いました。

3日目はアカエゾマツ人工林で間伐調査を行いました。コンパス測量で15m×15mのプロットを設置し、毎木調査を行いました。毎木調査は、樹種、胸高直径、形質、位置、樹冠の大きさを記録しました。樹高測定は、異なる測定器を使い、使用感や数値の見方などを学びました。それぞれの班で今後どのような森にしていきたいかを考え、間伐木の選定を行いました。

4日目は、前日の間伐木の選定結果を班ごとに発表し、それぞれの評価を行いました。その後、間伐作業の一連の流れを見学・体験しました。
伐倒は、職員の作業を見学しました。伐倒した木は、学生たちで枝払い、採材を行いました。その後は、職員が行う集材作業の見学と、ロープウィンチを用いた集材体験、チェーンソー体験、造材作業、寸検作業を行いました。

5日目は午前中にクリーンラーチの植栽を行いました。植栽は傾斜地での作業でしたが、予定本数を植えることができました。
午後は1年前に植栽を行ったクリーンラーチ人工林で獣害調査を行いました。獣害調査では、苗木の幹や葉を観察し、ネズミ、ウサギ、シカによる被害の有無を調査しました。

6日目は、標茶町博物館見学と菌類相調査を行いました。
標茶町博物館では、遊歩道を歩きながら樹木を観察しました。その後、博物館を見学し、標茶町の自然環境や歴史について学びました。

菌類相調査は、3グループに分かれて、トドマツ林・アカエゾマツ林・天然林の3か所で行いました。採取調査後は事務所に戻り、図鑑と見比べて種名の同定作業を行いました。植生による、種類や数の違いを学ぶことができました。

 

7日目は、藻琴山の登山を行いました。山頂まで登ることができましたが、景色は雲で見えませんでした。途中から雨が強まりましたが、無事に下山することができました。
その後、川湯ビジターセンターから硫黄山まで、遊歩道を歩きながら樹木や菌類の観察を行いました。硫黄山に近づくにつれて、アカエゾマツの天然林から、ハイマツ、イソツツジへ変化する特徴的な植生を見ることができました。

硫黄山では、噴出口まで近づき、地面から出ているお湯を触ってみる姿が見られました。

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フィールド 実習

酪農学園大学 水圏・地圏総合実習2026

8月24日から27日にかけて、酪農学園大学の水圏・地圏総合実習が行われ、学生26名が参加しました。


25日はアカエゾマツ人工林にてバイオマス測定を実施しました。
バイオマス測定は部位毎に重量を量ります。伐倒は技術職員が行い、その後の枝払いや生重量の測定を学生が行いました。班ごとにシラカンバとアカエゾマツを1本ずつやる予定でしたが、雨が強まり、シラカンバのみで終わりました。午後は室内でバイオマス測定、樹幹解析、樹木識別を行いました。

 

26日はクリーンラーチの植栽、毎木調査、土壌調査、植生調査を実施しました。
植栽では、クリーンラーチのポット苗を植栽しました。傾斜地での作業でしたが、手際よく進めて、予定していた本数より多く植えることができました。
毎木調査では、コンパス測量で、15m×15mのプロットを設置し、樹種と胸高直径を調べました。植生調査は、2m×2mの範囲を4つに区切り、それぞれにある植物の種類と被度を調べました。

雨が降り作業が中断することもありましたが、苗木を植栽するには土が湿ってよかったかなと思います。

お疲れさまでした。

 

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フィールド 実習

京都大学公開森林実習Ⅱ(夏の北海道東部の人と自然の関わり)・ILASセミナー(北海道の昆虫相)2026

 8/6-10の5日間、北海道研究林標茶区で、全国の大学生を対象とした公開森林実習Ⅱと、京都大学の1回生を対象としたILASセミナーが同時開催され、両実習合わせて11名の参加がありました(京都大学7名、東京農工大学2名、静岡大学・京都芸術大学各1名)。

 8/7は、植生調査、昆虫トラップ設置、チェーンソー体験を行いました。植生調査は、アカエゾマツ人工林(間伐前後)と天然林で行い、昆虫トラップはピットフォールトラップとライトトラップを設置しました。トラップは翌日回収し、仕分けとデータ解析を行いました。チェンソー体験では、バッテリーチェーンソーを用いて丸太を切りました。

 8/9は、摩周湖、硫黄山、釧路湿原の見学を行い、根釧地域の自然環境を学びました。

 今回の実習では、複数の大学から学生の参加がありましたが、班で協力して取り組む姿が見られました。また、多くの学生が昆虫や樹木の観察を積極的に行っていたことが印象的でした。

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フィールド

ヤマハギ

林内に続く道にヤマハギが咲いていました。

ハギと言えば秋の七草のひとつとして知られるように秋を代表する花です。林内ではエゾトリカブトやサラシナショウマ、ハンゴンソウといった夏の終わりから秋を彩る花々も咲いています。

夏の実習シーズンに入り、現場は夏本番といったところですが、森は秋へと歩みを進めています。

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お知らせ イベント フィールド

京大ウィークス2026自然観察会「秋の森の生態系」開催のお知らせ

北海道研究林では市民の皆様を対象に、白糠区で自然観察会を実施します。普段は研究教育に活用している研究林を少人数で散策しながら、スタッフの解説で動植物の営みについて学びます。秋の森を満喫しましょう。

なお悪天候や各種感染症等の流行状況により、中止・変更する場合がございます。

  • 開催日時
    • 2026年10月4日(日)10:30-16:00(受付開始10:00)【雨天中止】
  • 開催地
    • 京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林白糠区
    • 駐車場あり、白糠駅への送迎あり
    • 受付会場は北海道研究林白糠区管理棟(白糠町西2条8-1-10)
  • 定員
    • 14名(応募多数の場合は抽選)
  • 参加費
    • 無料
  • 持ち物
    • 山歩きのできる(汚れてもいい)服装、渡渉可能な靴(トレッキングシューズなど、長靴でも可)、
      雨具、昼食
  • 申込方法
    • 申し込みは8月18日(火)から開始します。
    • メールもしくは専用フォームからお申し込み下さい。
      メールでの申し込みの場合は件名を「観察会申し込み」とし、参加希望者全員の氏名、生年月日、住所、電話番号、白糠駅からの送迎希望の有無を明記のうえ、下記アドレスへお送りください。
      申込先:hokuken(@マーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
    • 専用フォームからの申し込みはこちら
      ※小学生以下のご参加は保護者同伴でお申し込みください。
  • 申込締切
    • 9月16日(水)必着。抽選結果は9月18日(金)までにメールにてお知らせします。
    • 抽選結果が9月19日(土)になっても届かない場合はお手数ですが下記問い合わせ先にご連絡ください。
  •  問い合わせ先
    • (電話)015-485-2637
    • (メール)hokuken(@マーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

※当日はイベント保険に加入しますが、保険の範囲を超える補償はできない場合があります。

※個人情報は当イベント運営のみに使用します。

当イベントは「国立大学フェスタ2026」の参加イベントとなっております。
詳しくは下記のリンクよりご覧ください。

国立大学フェスタ2026 | 国立大学協会

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けむし通信

昨年、釧路ではマイマイガが大発生したというニュースがありましたが、今年は標茶区でカシワマイマイの幼虫が大発生しています。マイマイガもやや多い様子。マイマイガの幼虫はニャッキのような目がチャームポイントですが、カシワマイマイは2本の角のような毛束がかっこいいです。でも大きな毛虫がたくさんたむろしている姿はやはり生理的にきつい。

マイマイガは針葉樹、広葉樹問わず(好き嫌いはありますが)食べるのに対して、カシワマイマイは広葉樹の葉を食べます。特にオニグルミ、次いでミズナラが好みのようで、丸裸にされたオニグルミもあります。構内のスモモも軸と実だけを残した姿になっています。一方、イタヤカエデやミズキ、ヤマグワ、ハルニレなどはこれといった被害は見られません。また、同じ樹種でも被害の集中している木もあれば、無傷の木もあり、何が被害の差になっているのか興味深いところです。

たくさんの毛虫が発生しているので、蛾の発生もすごいことになるかと思っていたのですが、最近、体がつぶれてしまったような状態で死んでいる毛虫も多く見られます。マイマイガは10年に1回程度大発生するのですが、流行が終息する要因として核多角体病ウイルスの感染や寄生蜂があり、ウイルス感染では幹や枝から垂れ下がるようにして中身が溶けてつぶれるとのこと。宿主が大発生すると、天敵も増えるそうです。