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フィールド

氷筍

昨年12月に発生した、職員宿舎のストーブ排気筒下に伸びた氷筍が、150cmを超えました。
排気中の水蒸気が排気筒上で結露し滴下して凍っているのではないかと思われます。

研究林の気象観測値では、この冬の標茶区の最低気温は-24.5℃(1/30)を記録し、最高気温が氷点下である真冬日は、1/21から1/31まで11日連続となっています。

1年で一番冷え込む時期ですが、日脚が伸びてきており、季節は少しずつ春に向かっていきます。

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フィールド 業務

土壌凍結の測定

地下から取り出した土壌凍結深度計。地表面から透明の部分までが凍結している。

標茶区のある北海道東部では季節凍土が発生します。

気温が低く、断熱効果のある積雪が少ないと、土壌の熱が奪われて地表面から徐々に凍っていきます。

土壌凍結の進み方を観測するためにメチレンブルー土壌凍結深度計を使用しています。メチレンブルー土壌凍結深度計は、凍結すると青から無色透明になるメチレンブルーの特性を利用したもので、地表下で0℃となっている面の深さを知ることができます。

現在の深さは約35cmで例年より若干浅めのように感じます。ちなみに今朝の最低気温は-18.1℃(ぬるい)、積雪は37cmでした。

凍結の進み方は気温だけでなく積雪状況による部分も大きいようで、年によって変動があります。まとまった雪が降る時期が遅れると凍結が進み、1月中の積雪が20cmに満たなかった2017年から2018年にかけての冬には56cmまで凍結していました。

森林域では土壌中の水分が凍ることで凍上が発生して植物の根がダメージを受けたり、樹木の水分通導を阻害したり、鉛直方向の水分の動態が変わることでそれに伴う物質循環に影響を及ぼすと言われています。

気候変動により冬期の気温が上昇したり、積雪の状況が変化すると季節凍土の発生状況も変化すると予想されます。それが森林の生態系にどういう影響を及ぼすのか、その指標とすべく、”しばれる”朝にも日々観測を続けています。

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イベント フィールド

しべちゃアドベンチャースクール 開催

1月21日に標茶区にて、しべちゃアドベンチャースクール ステージ6「2町村合同 冬の野外活動」を標茶町教育委員会との共催で開催しました。
標茶町と鶴居村から14人の小学生が参加しました。
参加者はスノーシューを履いて冬の山に入り、樹木の様子や動物の痕跡、雪などの観察を行いました。

少々寒い1日でしたが、仲間と一緒に雪山を探索することで、楽しく過ごせたのではないかと思います。

 

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フィールド 業務

直営皆伐カラマツ造材

夕日に照らされながら採材中

直営で進めているカラマツの皆伐も終盤に入ってきました。今は造材(材の太さや質を見て製品ごとに決まった長さに丸太をチェーンソーで切っていく作業)、はい積み(製品ごとに丸太を山にしていく作業)を行っています。

今年の事業地は63年生のカラマツです。胸高直径50cmほどの木もあり、立木1本で2t、玉切した丸太1本でも300kgを超えるようなものもあり機械の力が必須です。効率と安全性の両面で機械のオペレーターと作業者・指示者間のコミュニケーションが重要なのですが、今年導入した無線のインカムはストレスなく会話ができるので効果抜群です。ただ、無意識に発する「よっこいしょ」もばっちり伝えてしまうので注意が必要です。

研究林では齢級の平準化と資源の循環利用を念頭に、徐々に造林地の更新を図っています。皆伐跡地は学生実習での植栽を予定しています。

撮影は午後3時27分。刻々と日没が迫る中、夕日に照らされながら採材する様子です。働く男は絵になると思いますが、いかがでしょう。

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イベント フィールド

京大ウィークス2022 自然観察会~秋の森の生態系~ 開催

10月22日に、白糠区にて「京大ウィークス2022 自然観察会~秋の森の生態系~」を開催しました。

観察会には9名が参加しました。
研究林の教職員により、植物の説明や、キノコに対する深い知識と情熱が語られました。
ちょうど紅葉の季節で、色づいた葉を眺めながらの散策となりました。カツラの落葉の甘い匂いを感じたり、クマゲラの声を聴き飛ぶ姿を目撃したりと各々発見があったのではないかと思います。
マレーゼトラップやリタートラップを用いた研究の説明もありました。
参加者からは「倒木にツリガネタケがたくさんついているのがおもしろかった」「もみじの紅がきれいだった」といった感想が寄せられました。

来年も標茶・白糠での観察会を予定していますので、ぜひご参加ください。

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フィールド 業務

野生動物の自動撮影調査、10月の一押し

北海道研究林では2010年より赤外線センサーカメラによる野生動物の自動撮影調査を行っています。
野生動物の生息実態を把握するとともに、同じ場所、同じ方法で調査を継続することで野生動物の生息状況の変化などを観察しています。

10月の2週間、標茶の6地点で実施した調査ではエゾシカ、キツネ、タヌキ等が多く写っていました。加えて、ヒグマも2回撮影されました。ヒグマは低頻度ながらコンスタントに撮影されています。基本的には夜間に撮影が集中しています。業務で山に入る際には警戒はするのですが、遭遇例はほぼありません。

また、エゾシカの雄2頭が角を突き合わせていると思われる様子が撮影できました。調査の特性上、ただカメラの前を通過している画が多くなり、こういった行動が撮影できるのは貴重なものと思います。

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フィールド

秋色の針広混交林

小春日和の白糠区
落葉が進み明るくなった林内では、柔らかな日差しを受けてオオモミジなどの紅葉がとてもきれいでした。

基本的に黄色に色づく標茶の山と比べるとオオモミジやハウチワカエデの赤が目立ち、トドマツの濃い緑とのコントラストが景色にリズム感を生み出しています。

初雪の便りももうすぐです。

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フィールド 業務

固定標準地調査、進行中

秋の調査を進めています。

造林地の成長の様子を追跡する調査で、5年周期で調査区内に生育する樹木の直径や樹高を測定しています。

成長が止まる時期ということで秋に行っているのですが、落葉性であるカラマツが樹勢が衰えたためか、ストレスにさらされたためか、早々に葉を落としてしまい、生存しているか枯れているのか迷う場面が今年は多い気がします。

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フィールド 実習

酪農学園大学 水圏地圏総合実習

9月12日から16日に、酪農学園大学の水圏地圏総合実習が行われました。

12日から14日、14日から16日の2グループに分けて行われ、それぞれ学生14名、13名が参加しました。
樹木識別、クリーンラーチ植栽、バイオマス測定、毎木調査、土壌調査などを行いました。


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フィールド 実習

研究林実習Ⅲ

8月26日から9月2日の8日間、京都大学の研究林実習Ⅲが行われました。
農学部から18名の学生が参加しました。
天然林毎木調査、土壌調査、植栽、樹木識別、人工林調査、選木、チェーンソー体験、西別岳登山といった活動を行いました。