標茶区と白糠区は異なる特徴をもつ森林を有し、表裏一体の存在として様々な研究を行っています。両区で長期間に渡って蓄積された森林に関する情報は比較分析と検証に供されており、この地域における適正な森林管理手法を導き出す上で重要なものとなっています。
【研究課題】
フィールド科学教育研究センターでは、2003年よりプロジェクト研究として「温帯域の森林生態系の解明と保全管理法の開発(生態系)」「森林流域系の環境保全機能の解明(環境系)」に取り組んでいます。
このほか、北海道研究林では森林の動態、樹木フェノロジー、種子の豊凶、気象、酸性降下物、水文、野生動物といった各種モニタリングに加え、カラマツやトドマツといった人工林の施業試験を行っています。
また道東に所在する数少ないフィールドであることから本学のほか他大学や他機関の研究者にも森林・林業等の研究の場として利用されています。