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溢れんばかりの緑

緑がまぶしすぎます

【標茶】夏らしい天気が続いた7月最終週。連日の草刈作業に勤しみました。

写真はカラマツの造林地での下刈り作業です。苗に光が当たるようにササを刈るのですが、去年植えた苗はすっかり隠れてしまってました。写真中にも2名ほどいるのですが、どこにいるのか分からないほどです。

緑には癒しの効果があるとかいう話もありますが、終わる頃にはすっかり疲労困憊でした。

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自動撮影でみる動物の姿

クロテンうっかり出会いたくないNo1です


【白糠】7月中に行った自動撮影装置による野生動物モニタリングで写っていた写真です。

左がクロテン、右はヒグマです。いずれも普段仕事していて目にすることは、ほとんどないのですが、自動撮影によってその生態の一部を垣間見ることができます。

圧倒的にエゾシカやキタキツネの撮影数が多いのですが、たまにこういった動物たちが姿を現してくれるとちょっぴりテンションが上がります。

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エゾライチョウの親子に遭遇

エゾライチョウ雌親子で10羽くらい居ました

【標茶】車で林道を走行中、視界を茶色い影が横切りました。
エゾシカ?と思い車を止めると、わらわらと小さい塊が茂みの中へ。
エゾライチョウは何度か見ていましたが、親子で居るのは初めてでした。
何羽かは小さいながらも羽ばたいて枝にとまっていました。
翌日は白糠区の林道でも親子が見られたということです。

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緑のち白、続いて桃色、そして緑へ

ミヤママタタビ

【標茶】北海道も夏らしい気候になってきました。真夏日まであと一歩です。

林内ではミヤママタタビが目立っています。まるでペンキで塗ったような白い色となっているのは葉で、花の季節になると緑色から白くなり、さらに花期の後半には桃色に変わり、花が終わるとまた緑色に戻ります。

花自体は葉の下に隠れておりあまり目立ちません。そこに虫を呼び寄せるために色を変えるといわれています。

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林床に咲く雪

ユキザサ【標茶】構内に咲いていました。春の山菜として親しまれているユキザサ(アズキナ)です。色合いはシンプルですが可愛らしいです。名前のとおりササに咲く雪に見えるでしょうか。

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芽生えを追跡

実生調査実生調査処理区


【標茶】天然林の林床に出てくる実生の調査をしました。北海道の天然林ではササが樹木の更新を阻害しているといわれており、標茶区では自然の状態とササをはさみで切ったものと2パターン継続して観察しています。

ササがないと明るくなって芽生えは増えるようですが、エゾシカの寝床になることもあるようで、突然全滅するプロットもあります。

暗すぎてもだめ、明るすぎてもだめと、森の木は生まれた直後から厳しい競争にさらされています。

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巷で噂の黄色い粉

花粉

【標茶】雨上がり、構内のアスファルトの上に黄色い粉が大量に散らばっていました。新聞でも取り上げられていましたが、このご時勢、都会だと通報が殺到しそうなこの粉の正体は…

 花粉!

 先日も紹介したシラカンバの花粉と思われます。エゾマツもたくさん花粉をつけており、もしかしたら何種類もの植物の花粉が混ざっているのかも知れません。

 オオヤマザクラのシーズンは終わりましたが、実は花盛りの北海道です。


今年も黄色い粉が水たまりの跡に残っています。道立衛生研究所によるとマツ花粉の可能性が高いようです。(2024年5月20日追記)
リンク:北海道の花粉情報

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湿原に咲く恋の花

クロユリ【標茶】調査に入った谷間にクロユリが群生して咲いていました。本州では高山植物としてなじみがありますが、標茶では平地の湿原にも見られます。

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若葉と花粉症の季節

カツラの若葉シラカンバの雄花


【標茶】最近の北海道は季節が逆戻りしたような肌寒い日が続いています。それでも、木々の芽吹きや開花で着実に季節が進んでいることを教えてくれます。
 この時期、樹種ごとに開葉のタイミングが異なるため、林内の風景はバラエティー豊かです。黄色みの強いカツラも見つけやすい樹種かもしれません。
 若葉とともにやってくるのが、北海道では花粉症の原因の一つとして嫌われがちなシラカンバの開花です。今年は花粉の量も多いということで、構内のシラカンバもたくさん花をつけていました。

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見上げる桜と足下の桜

十六夜オオヤマザクラエゾオオサクラソウ


桜前線がようやく北海道を横断してきました。
標茶では開花宣言はまだおあずけですが、開花したオオヤマザクラがちらほらあります。
ちょっぴり季節が先行する白糠では見ごろのオオヤマザクラに加え、
足下にはエゾオオサクラソウが鮮やかなピンク色の花をつけ始めました。
木々の芽吹きも始まり、生命の息吹を体感できる季節です。