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実習

2019年度 森里海連環学実習Ⅱ

【標茶区】9/11~17に森里海連環学実習Ⅱが行われ、京都大学の学生12名、北海道大学の学生10名、琉球大学の学生1名が参加しました。この実習は北海道大学と合同で行われるもので、前半は京都大学北海道研究林で、後半は北海道大学厚岸臨海実験所で行われます。

前半(~9/14)の北海道研究林では、天然林毎木調査、昆虫調査、造林地見学、パイロットフォレスト見学、河川の水生生物調査および水質調査を行いました。
昨年度は実習中に北海道胆振東部地震が発生しましたが今年度は何事もなく、学生たちを怪我無く無事に北海道大学厚岸臨海実験所にバトンタッチをすることができ、一安心でした。

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実習

2019年度 研究林実習Ⅲ 夏の北海道

【標茶・白糠】「研究林実習Ⅲ 夏の北海道」が9/2~9に実施され、農学部の学生16名、文学部の学生1名の計17名が参加しました。

今年度の実習ではカラマツの植栽と間伐、樹木識別、昆虫群集調査、西別岳登山、天然林毎木調査、道東地域の土壌断面調査を行いました。

野外での作業が盛りだくさんで、道東地域の自然や林業を体で感じて学ぶことができたのではないかと思います。

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実習

2019年度 公開森林実習ⅡおよびILASセミナー「北海道の昆虫相」

【標茶】8月6~10日に、公開森林実習Ⅱ・ILASセミナー「北海道の昆虫相」(併催)が行われ、京都大学6名、同志社大学1名、立命館大学1名の学生が参加しました。

7日は林内で各自10の目を目標に林床や樹上の様々な昆虫を探して捕獲し、昆虫捕獲用のトラップ設置も行いました。

8日は前日に林内に設置したトラップを回収し、捕獲された昆虫を仕分け、データ分析を行いました。

9日は同時開催のセミナーと合同で摩周湖、硫黄山、釧路湿原(温根内木道)などを見学し、研究林周辺の自然環境について学びました。

関西とは違う冷涼な気候下に生息する昆虫に出会うことができ、昆虫好きの受講生には大いに楽しんでもらえたことでしょう。

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実習

2019年度 ILASセミナー「北海道の森林」

【標茶】8月6~9日にILASセミナー「北海道の森林」が行われ、10名の学生が参加しました。

7日はアカエゾマツ人工林における林床の光環境測定と植生調査を行い、その後、列状間伐を行いました。間伐作業では職員の指導の下、学生がチェーンソーを使って伐倒し、枝払いを行いました。

8日は植生調査と樹種識別を行い、標茶区の天然林植生について学びました。

9日は摩周湖、硫黄山、釧路湿原(温根内木道)などを見学して、研究林周辺の自然環境について学びました。

4日間の短い期間でしたが、様々な調査や冷涼な気候を通じて、本州では学べない道東らしい実りある実習になったのではないかと思います。

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実習

2019年度 酪農学園大学「水圏・地圏総合実習」

【標茶区】酪農学園大学実習「水圏・地圏総合実習」が8月26~29日に行われ、17名の学生が参加しました。

カラマツの苗木植栽および針葉樹人工林での伐採と樹幹解析で、林業の作業を体験しながら人工林の環境について学び、天然林の毎木調査と土壌調査で天然林の環境について学びました。

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実習

2019年度 北海道教育大学釧路校実習「山岳生態学実習」

【標茶】7月18~20日に、北海道教育大学釧路校の「山岳生態学実習」が行われ、6名の学生が参加しました。1日目は林床の土壌動物採取、林内下層植生上のクモ類採取を行いました。2日目には林内の川で水生生物採取を行い、採取した水生生物はすぐに現地で種同定と体長・体重測定を行いました。今回はヤマメ、カジカ、スナヤツメなどが採取できました。今回の実習は学生たちにとってフィールドでの動物の観察・調査方法を学ぶ良い機会になったと思います。

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実習

2019年度 酪農学園大学実習 専門ゼミナールⅠ

【標茶】6月28~30日に酪農学園大学の専門ゼミナールⅠが行われ、9名の学生が参加しました。

写真は初日の樹木識別実習の様子です。

実物の葉っぱの特徴を観察し、図鑑で種名を確認しました。

普段何となく見過ごしていた木々の名前を覚えることができました。

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実習

2018年度 研究林実習Ⅳ


【標茶】2/17~23にかけて、京大農学部の研究林実習Ⅳが行われました。参加学生は14人で、教職員がほぼマンツーマンで実習を行うことができました。

スノーシューや山スキーを履いて冬季の樹木と自然観察、トドマツのシカ害防除、積雪断面調査、天然林毎木調査、冬芽テストを林内で行ったほか、製材工場、精油加工プラント、阿寒摩周国立公園地域の見学も行いました。

後日、学生たちの感想を読んでいると、慣れないスノーシューや山スキーを履いてフィールドワークを行ったことや、木材の加工・利用の現場を間近で見学できたこと、夏の実習と比べて冬の自然環境に驚いたことなど、それぞれのメニューに印象に残るポイントがあったようでした。実習が終わってしまうのが名残惜しかったという言葉もあり、実施者として非常に喜ばしく、これからも有意義な実習を継続していこうという励みになりました。

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実習

酪農学園大学 水圏・地圏総合実習

【標茶】2/12~15にかけて、北海道江別市にある酪農学園大学の生態環境総合実習が行われました。当初は昨年9月に予定されていた実習でしたが、北海道胆振東部地震の影響で冬季開催となりました。
26名の学生が参加し樹木識別、積雪調査と積雪の水質分析を行いました。
実習を通して、酪農学園大学のある道央と京都大学北海道研究林のある道東との環境の違いを、寒さを含め身をもって知ることができたように思います。

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2018年度 森里海連環学実習Ⅱ

【標茶】2018.9.3~9に森里海連環学実習Ⅱが実施され、京都大学から11名、北海道大学から9名の学生が参加しました。この実習は京都大学と北海道大学の共催であり、前半は京都大学北海道研究林、後半は北海道大学厚岸臨海実験所を利用して行われました。

森-里-海、そしてそれらを繋ぐ川の関係を学ぶことを目的とした本実習において、京都大学北海道研究林の林内と周辺地域は森と里、川の上流と位置づけられ、毎木調査・樹木識別・土壌調査・水質調査・水生生物調査・昆虫群集調査が行われました。大規模な造林地であるパイロットフォレストの見学も行い、自然環境だけでなく、人間活動の影響も視野に入れて環境のつながりを学んでいきます。北海道大学厚岸臨海実験所へ移動となる6日未明、北海道胆振地方中東部を震源とした地震が発生し北海道全域が一時停電となり、実習を継続するべきかどうか、という事態になりましたが、宿泊予定の厚岸臨海実験所には食料が確保されていること、道東エリアはフィールド調査の妨げになる被害は出ていないこと等を考慮し、ほぼ予定通りの行程を進めることができました。

7日以降、厚岸と標茶ともに順次停電は復旧し、最後まで実習を終えた学生たちは無事に帰路を確保して解散することが出来て、ホッと胸をなで下ろしました。