【白糠】秋は固定標準地の調査が集中します。
普段足を踏み入れる機会の少ない場所にも行くこともあり、新たな発見もしばしば。
白糠の天然林ではカツラはよく見られますが、この日は根元がアーチ状に抜けている株立ちのカツラを見かけました。以前にあった太い親木が枯れて周りが残ったのでしょうか。
長い時間をかけてできた森の造形には驚かされます。
【白糠】秋は固定標準地の調査が集中します。
普段足を踏み入れる機会の少ない場所にも行くこともあり、新たな発見もしばしば。
白糠の天然林ではカツラはよく見られますが、この日は根元がアーチ状に抜けている株立ちのカツラを見かけました。以前にあった太い親木が枯れて周りが残ったのでしょうか。
長い時間をかけてできた森の造形には驚かされます。
【標茶】山は紅葉で色づいています。黄色や橙色に紅葉する木がほとんどなので、真っ赤なオオモミジがひときわ目を引きます。
モミジと言えば、鹿でしょうか。
花札や肉でおなじみの組み合わせですね。
自動撮影カメラに写っていました。
奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の
声きく時ぞ 秋はかなしき 猿丸太夫
エゾシカも冬毛に生え変わり、まもなく訪れる長い冬の準備をしています。
【白糠】林道脇に種子を大量につけたアサダがありました。
近くで見ると、途中で折れていました。枯れてはいませんでしたが、相当のダメージを受けている様子。
枯れる前に子孫を残すため、最後の力を振り絞って花をつけたのでしょうか。
【標茶】イケマです。わんさかなっていました。見つけたとき森の中にオクラ??
っと思い、楽しくなりました。一個失礼して中を割ってみると、写真のようになっていました。
【標茶】北海道も夏らしい気候になってきました。真夏日まであと一歩です。
林内ではミヤママタタビが目立っています。まるでペンキで塗ったような白い色となっているのは葉で、花の季節になると緑色から白くなり、さらに花期の後半には桃色に変わり、花が終わるとまた緑色に戻ります。
花自体は葉の下に隠れておりあまり目立ちません。そこに虫を呼び寄せるために色を変えるといわれています。
【標茶】構内に咲いていました。春の山菜として親しまれているユキザサ(アズキナ)です。色合いはシンプルですが可愛らしいです。名前のとおりササに咲く雪に見えるでしょうか。
【標茶】雨上がり、構内のアスファルトの上に黄色い粉が大量に散らばっていました。新聞でも取り上げられていましたが、このご時勢、都会だと通報が殺到しそうなこの粉の正体は…
花粉!
先日も紹介したシラカンバの花粉と思われます。エゾマツもたくさん花粉をつけており、もしかしたら何種類もの植物の花粉が混ざっているのかも知れません。
オオヤマザクラのシーズンは終わりましたが、実は花盛りの北海道です。
今年も黄色い粉が水たまりの跡に残っています。道立衛生研究所によるとマツ花粉の可能性が高いようです。(2024年5月20日追記)
リンク:北海道の花粉情報
【標茶】調査に入った谷間にクロユリが群生して咲いていました。本州では高山植物としてなじみがありますが、標茶では平地の湿原にも見られます。
【標茶】最近の北海道は季節が逆戻りしたような肌寒い日が続いています。それでも、木々の芽吹きや開花で着実に季節が進んでいることを教えてくれます。
この時期、樹種ごとに開葉のタイミングが異なるため、林内の風景はバラエティー豊かです。黄色みの強いカツラも見つけやすい樹種かもしれません。
若葉とともにやってくるのが、北海道では花粉症の原因の一つとして嫌われがちなシラカンバの開花です。今年は花粉の量も多いということで、構内のシラカンバもたくさん花をつけていました。
桜前線がようやく北海道を横断してきました。
標茶では開花宣言はまだおあずけですが、開花したオオヤマザクラがちらほらあります。
ちょっぴり季節が先行する白糠では見ごろのオオヤマザクラに加え、
足下にはエゾオオサクラソウが鮮やかなピンク色の花をつけ始めました。
木々の芽吹きも始まり、生命の息吹を体感できる季節です。