【標茶】昨年度購入したドローンで、高度約120メートルから構内を撮影してみました。青葉が茂る良い季節です。
ドローンならではのきれいな景色を撮影したり、花期の樹冠の様子を観察したり、様々な業務に応用したり、と夢は膨らみますが、まずは早く操縦に慣れないとだめですね。
【標茶】昨年度購入したドローンで、高度約120メートルから構内を撮影してみました。青葉が茂る良い季節です。
ドローンならではのきれいな景色を撮影したり、花期の樹冠の様子を観察したり、様々な業務に応用したり、と夢は膨らみますが、まずは早く操縦に慣れないとだめですね。
5月26日に標茶小学校3年生43人が遠足で北海道研究林にやってきました。
京都大学北海道研究林の概要説明のあとに、身近な植物の自然観察をしてもらいました。
構内の広場を中心に見られる花や木について少しお勉強をしました。
普段は静かな構内も、笑い声あふれる賑やかな一日となりました。
【標茶】2/19~25にかけて、農学部の学生12人を迎えて「研究林実習Ⅳ 冬の北海道」を行いました。
冬芽や樹皮を手がかりにしての樹木同定やトドマツのエゾシカ樹皮剥ぎ被害防除、積雪断面の観察などのフィールドワークは、この地域、この季節にしかできない内容で、学生たちは皆熱心に取り組んでいました。スノーシューや山スキーも、きっと初めての経験だったのではないでしょうか。
工場見学では、木材、おが粉、チップ、精油など様々な林産物の製造過程を見ることができ、林内のフィールドワークだけでは分からない知見を得ることができました。
川湯・藻琴山は、深い霧と強風の中の雪中登山となってしまいましたが、風雪に耐えるダケカンバや雪の下のハイマツ、そして樹氷ができかけている様子などを目の当たりにすることができ、印象深い体験になりました。
藻琴山に限らず、冬の北海道東部は、厳しくもありますが快晴時のフィールドは本当に素晴らしいものなので、機会があればまた来て欲しいなと思います。もしその時は、研究林にも顔を出してくださいね!
【標茶】2/7~8に、北海道教育大釧路校の野外実習が標茶区の林内で行われました。6人の学生が参加し、冬季における森林性野生動物の痕跡の見つけ方と種の同定方法を学びました。
7日の午後と8日の午前中との2回、スノーシューを履いて雪上に残された足跡や糞などを探しましたが、なかなか思うように見つからず、野生動物調査の難しさを実感しました。
【標茶】1月14~15日に、しべちゃアドベンチャースクールが開催され、小学生16人が参加しました。
子供たちはスノーシューを履いて職員と一緒に研究林内を歩きながら、冬の研究林で動物の足跡や木の実・芽などを探すビンゴ形式のゲームを楽しみました。子供たちの独特な感性で、時には思いもしなかったモノを見つけたり、思いっきりはしゃぐ姿を見てこちらも新鮮な気持ちになりました。また、恒例の雪で冷やすアイスづくりも子供たちに大好評でした。
【標茶】2016年10月11日、林内に設置している自動撮影カメラにヒグマの姿がはっきりと写っていました。場所は7林班、ほぼ林縁に位置する作業道です。
日は変わって11月7日、例年よりも早い積雪があった林道上で、今度は足跡が発見されました。2頭分の足跡が5林班の遊歩道の奥方面へと続いていました。
写真上部の方が後ろ足、下が前足です。一度溶けた雪上の足跡だったので、正確な大きさは分かりませんが、一緒に写した人の手と比べて明らかに横幅18センチ以上はあります。ここで、野生動物調査痕跡学図鑑(門崎, 2009)の「ヒグマの手足横幅と頭胴長」を参照すると、体長2m近い、またはそれ以上の雄の成獣であることが推測されます。
カメラに写っていたものと足跡が同一個体かどうかなどは分かりませんが、標茶区の林内をヒグマがうろついていることはよく分かりました。
足跡の写真を撮っていると、藪からガサガサっと音がしたので、近くの車までダッシュしてしまいました。物音の正体はエゾシカでしたが、クマ鈴や撃退スプレーなど、できるだけの安全対策はしっかり行わないといけません。
【標茶】9/13~16にかけて、京都大学の研究林実習Ⅲに続いて北海道江別市にある酪農学園大学の生態環境総合実習が行われました。23名の学生が参加し、標茶の研究林を利用したフィールドワークをこなしました。
アカエゾマツの樹幹解析では、学生自らがチェーンソーを使って木を輪切りにして解析を行いました。
次の日には、予定していたメニューを少し短縮し、悪天候のため予定の3分の1ほどしか終えられなかった研究林実習Ⅲの植え付けの残りを特別メニューとして行うことができ、先生や学生の皆さんに喜んでもらえて(職員としては結果的に作業がきれいに片付いて)、充実した良い実習になりました。
【標茶・白糠】9/5~12の期間、「研究林実習Ⅲ 夏の北海道」を実施し、農学部21名の学生が参加しました。
白糠区の天然林の毎木調査や、道東地域の特徴的な土壌の観察では、不安定な天候の中でのフィールドワークはつらかったと思いますが、みんな頑張ってくれました。
9日に予定していたカラマツ植栽は、荒天のため翌日に持ち越し、標茶町郷土館と塘路エコミュージアムセンター見学に変更。
天気が回復した後半には、カラマツ人工林の間伐と植栽を行い、多少の変更をしながらも全てのメニューを実施する事ができました。
最終日には見事な青空の下、西別岳に登りました。山頂からクリアに摩周湖まで見渡せるほどの良コンディションで、見事な景色を堪能し、実習を締めくくりました。
【標茶】2016.08.28~09.03にかけて森里海連環学実習Ⅱが行われ、京都大学から9名、北海道大学から10名の学生が参加しました。学生たちは森・川・里・海の4班に分かれ、研究林、牧場、パイロットフォレスト、別寒辺牛川流域で、毎木調査、樹木識別、土壌調査、水質、水生生物調査などを体験しました。今回は、あいにくの天候でしたが、雨量が多い時の水の動きと、それがどのように河川の水質形成や水生生物に影響を及ぼすのかについて学ぶ良い機会になったと思います。実習後半は9月1日から北海道大学の厚岸臨海実験所で行われました。
【標茶】2016.08.05~8にかけて、ILASセミナー・公開森林実習Ⅱ(共催)が行われ10名の学生が参加しました。
参加者は研究林内で間伐作業や植生調査を体験しました。始めは慣れない作業に戸惑っていた学生たちですが、回数を重ねるにつれて手際良くこなすようになりました。
最終日は摩周湖、硫黄山、釧路湿原を見て回り道東地域の自然を学びました。
期間中はそれまでの天気が一転して晴れた日が続き、良い実習になりました。