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実習

2018年度 ILASセミナー:北海道の森林および公開森林実習Ⅱ開催

【標茶】8/6~9に、ILASセミナー・公開森林実習Ⅱ(併催)が行われ、京都大学(12人)と他大学(京都府立大学:2人 東京農業大学:1人 北海道大学:1人 龍谷大学:2人)の学生計18人が参加しました。
またこの期間中、標茶高校2年生2人が職場体験の一環として、実習補助という形で参加しました。

7日に植生調査、樹木実習そして昆虫相調査を行いました。
植生調査は皆伐跡地と人工林と異なる環境で行い、その植生の差異を調査しました。また昆虫を捕集するトラップを植生調査地、天然林遊歩道の尾根部や川沿いに仕掛け、こちらも環境による昆虫相の差異を調査しました。

8日はアカエゾマツの人工林で植生調査を行い、そのあと1伐3残の列状間伐を行いました。
間伐作業では職員指導のもと、学生がチェンソーを使い伐倒し、枝払いを行いました。
学生がアカエゾマツを予定していた方向に倒せた時には、まわりから拍手や歓声があがりました。

最終日には、摩周湖、硫黄山そして釧路湿原(温根内木道)などを見学して、研究林周辺の自然環境について学ぶことができたと思います。

4日間という短い期間でしたが、様々な調査や冷涼な気候を通じて、本州では学べない道東らしい実りある実習になったのではないかと思います。