8月27日から9月3日にかけて農学部森林科学科3回生を対象とした研究林実習Ⅲが開催されました。実習には25人が参加し、様々なメニューを通じて北海道の森林について学びました。
到着したその日の夜から早速樹木識別実習を行い、京都では見られない樹木などをサンプルと図鑑を見比べながら識別ポイントを確認しました。翌日は白糠区で天然林の毎木調査を行い、図鑑だけでは見ることができなかった森の姿を体感しました。3日目は標茶区のアカエゾマツ人工林で間伐のための選木に向けた各種調査を行い、翌日は間伐から集材、造材、寸検までを見学・体験。6日目に行った植栽も含めて、林業の一連の流れを体験しました。また、キノコ相の観察や高山植生の観察、博物館の見学を通じて、樹木以外の地域の自然や文化についても見識を広めました。
途中、台風による大雨の影響で一部メニューを変更することもありましたが、それぞれの得意分野を生かしながらチームで協力して積極的に取り組む姿が印象的でした。