【標茶】先日、標茶小学校の3年生が遠足で研究林にやってきました。
楽しげな声が聞こえてきたな。と思ってから到着するまで随分と時間がありました。それだけ元気いっぱいなのか、それとも研究林の周囲がよほど静かなのでしょうか。
投稿者: fserc
【標茶】最近の北海道は季節が逆戻りしたような肌寒い日が続いています。それでも、木々の芽吹きや開花で着実に季節が進んでいることを教えてくれます。
この時期、樹種ごとに開葉のタイミングが異なるため、林内の風景はバラエティー豊かです。黄色みの強いカツラも見つけやすい樹種かもしれません。
若葉とともにやってくるのが、北海道では花粉症の原因の一つとして嫌われがちなシラカンバの開花です。今年は花粉の量も多いということで、構内のシラカンバもたくさん花をつけていました。
見上げる桜と足下の桜
桜前線がようやく北海道を横断してきました。
標茶では開花宣言はまだおあずけですが、開花したオオヤマザクラがちらほらあります。
ちょっぴり季節が先行する白糠では見ごろのオオヤマザクラに加え、
足下にはエゾオオサクラソウが鮮やかなピンク色の花をつけ始めました。
木々の芽吹きも始まり、生命の息吹を体感できる季節です。
クリーンラーチを植栽
【標茶】炭素固定能が優れた品種として北海道が開発した、「クリーンラーチ」を植栽しました。
クリーンラーチはカラマツとグイマツとを交配して開発されたもので、北海道に広く造林されているカラマツよりも炭素固定能が7-20%高く、木材生産や二酸化炭素吸収等、伐期を迎えつつあるカラマツに替わる造林樹種として期待されています。
今後、カラマツや従来のグイマツF1と比較する試験を北海道林業試験場と行う計画です。冬場の土壌凍結やエゾシカの食害など厳しい環境の標茶ではどのような結果となるでしょうか。楽しみではありますが結果が出る頃にはスタッフもすっかり入れ替わっているかもしれません。
【標茶】雨が多く、肌寒い日が多い5月の始まりでしたが、きょうは穏やかに晴れています。
林床もエゾエンゴサクやスミレ、コミヤマカタバミ、エゾネコノメソウなどにぎやかになってきました。桜はまだですが、キタコブシは満開です。白い花が青空に映えます。
【白糠】構内にある見本林の整備中、足元にキバナノアマナが咲いているのを見つけました。
現在カラマツ防風林の伐採を行っており何度も歩く所なので、踏みつけがちょっぴり気になります。
他にもアズマイチゲも多く咲いています。ほんの少しですが、標茶よりも春の訪れが早いことを気づかせてくれます。
ホームページもリニューアルし、心機一転。
加速する春の陽気に林内も徐々ににぎやかさを増してきています。
どこからか聞こえてくる何かの声。。。
鳥かと思いきや

どうやら声の主はエゾアカガエルのようでした。
近づいて卵に触っていると、親カエルと目が合いました。
あと、サンプルの採取をしました。
樹冠へのアプローチとヤナギの同定は難しいですね。
