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フィールド 実習

研究林実習Ⅳ-冬の北海道 2025

2/20-2/26の日程で、標茶区にて京都大学の研究林実習Ⅳが実施されました。農学部3回生の19名が参加しました。

2/21は林内で毎木調査・積雪調査、構内でくくり罠の設置を行いました。

毎木調査では、スノーシューを装着し、落葉した天然林で樹種判別と胸高直径の測定を行いました。

積雪調査では、積雪の断面を作成し、層ごとの雪質の違いや深さによる雪温の違いなどを観察しました。休憩中には、オオワシとオジロワシが飛行する様子が見られました。

くくり罠の設置では、足跡やフンなどのシカの痕跡から罠の位置や餌の撒き方を考え、有資格者によって罠が設置されました。罠の様子を撮影するための自動撮影カメラも設置しました。カメラ設置の説明の際、取り付けていたシラカンバの穴からエゾリスが出てきました。

2/22は樹木識別、くくり罠の回収を行いました。

樹木識別では、スノーシューで林内を歩いて様々な種類の樹木の枝を集めました。冬芽や樹形、樹皮などの特徴から樹種同定する練習をしました。また、足跡や食痕、フンなどから動物の種類や生態を観察するアニマルトラッキングを並行して行いました。午前の実習が終わり、道具を片付けようとしていたところ、シマエナガが現れました。双眼鏡で見たり、写真を撮影したりして、かわいらしい姿を観察できました。

前日に設置した罠に2頭のシカがかかっていたので、有資格者が止め刺ししたシカを解体しました。夕食にはシカカレーを作り、食べていました。

2/23はきのこの植菌、スキー合わせを行いました。

植菌では研究林産ミズナラの榾木にシイタケとナメコの菌を打ちました。また過去にシイタケを植菌した榾木の輪切りから、菌の成長の様子を観察しました。

スキー合わせでは山スキーの調整・足慣らしを行い、25日に予定している林内観察に備えました。

2/24は釧路市にある株式会社北都のトドマツ精油プラントと、浜中町にある丸善木材株式会社の製材工場の見学を行いました。北海道の林業や、木材、枝葉の活用について学ぶことができました。

2/25は林内観察と樹木識別テストを行いました。山スキーでコースを一周しながら植生を観察し、コースの最後に樹木識別テストを行いました。

実習名は冬の北海道ですが、実習期間は暖かく雨が降る日もあり、春の北海道でした。また、今回の実習ではシカが2頭も獲れたのが印象的でした。学生の皆さんにとっては貴重な経験になったと思います。