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ある日、森の中

【標茶】2016年10月11日、林内に設置している自動撮影カメラにヒグマの姿がはっきりと写っていました。場所は7林班、ほぼ林縁に位置する作業道です。

日は変わって11月7日、例年よりも早い積雪があった林道上で、今度は足跡が発見されました。2頭分の足跡が5林班の遊歩道の奥方面へと続いていました。

写真上部の方が後ろ足、下が前足です。一度溶けた雪上の足跡だったので、正確な大きさは分かりませんが、一緒に写した人の手と比べて明らかに横幅18センチ以上はあります。ここで、野生動物調査痕跡学図鑑(門崎, 2009)の「ヒグマの手足横幅と頭胴長」を参照すると、体長2m近い、またはそれ以上の雄の成獣であることが推測されます。

カメラに写っていたものと足跡が同一個体かどうかなどは分かりませんが、標茶区の林内をヒグマがうろついていることはよく分かりました。

足跡の写真を撮っていると、藪からガサガサっと音がしたので、近くの車までダッシュしてしまいました。物音の正体はエゾシカでしたが、クマ鈴や撃退スプレーなど、できるだけの安全対策はしっかり行わないといけません。

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エゾハルゼミの羽化

【標茶】野生動物モニタリングとして自動撮影カメラの設置作業中に、エゾハルゼミを見つけました。
羽化したての体は、雨で一層瑞々しさを増し、感動的な美しさでした。
近くには、これから羽化するであろう幼虫の姿も。
標茶区では5/29に初鳴きを観測したので、森はこれからどんどん彼らの声で賑やかになっていくでしょう。

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今年もオオジシギがやってきた

オオジシギ

【標茶】ズビャークズビャークという特徴的な声で目が覚めました。北海道には夏鳥としてやってくるオオジシギの声です。

あまりにも近くで聞こえたので、宿舎の窓から目を凝らして探してみると、地面の色に溶け込んだ2羽を見つけることができました。

画像サイズが小さいので、ここをクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。

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タンチョウがやってきた

【標茶】夜の間にうっすらと雪が積もった日、2羽のタンチョウが宿舎のすぐ近くまで来ていました。特別天然記念物に指定されている鳥で、日本では絶滅してしまったと思われていましたが1924年に釧路湿原で再発見され、様々な保護活動によって生息数が回復してきたという経緯があります。

右の写真はタンチョウの足跡です。人間の足跡と比べて、その大きさが伝わるでしょうか。3本指の足跡は、まるで恐竜の足跡のように見えます。

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エゾリス

エゾリス

【標茶】 事務所構内でエゾリスと目があいました

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構内のタンチョウの親子

タンチョウの親子頭が白くなりかけている?幼鳥
【標茶】土曜日の朝、タンチョウの鳴き声で目が覚め、宿舎の外にでると構内と隣接する線路上に親子がいました。3羽いましたが1羽は餌を探してかこちら側の沢に下りてきていました。幼鳥は目の横が少し白くなっているように見えました。

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タンチョウの親子

タンチョウの親子まだ頭は茶色い幼鳥
【標茶】研究林入口脇の牧草地にタンチョウの親子がいました。幼鳥はまだ、くびと頭が茶色いままでした。

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構内のエゾタヌキ

雨の中、現れたエゾタヌキしばらくグルグル回っていました
【標茶】10月30日の昼前、構内にエゾタヌキが来ていました。林内の自動撮影カメラにはよく写っていて、林道などでもたまに見かけていましたが、構内で見るのは初めてでした。遠くから見ていると、餌を探しているのかしばらくグルグル回っていました。

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コウモリがいました

ハシドイの幹に飛び移ったコウモリコウモリの写真を撮る学生たち
【標茶】森里海連環学実習が始まりました。
渓畔林での土壌調査実習の最中、職員がヨブスマソウを切り倒すとコウモリが飛び出してきました。
葉の裏にでもとまって休んでいたのでしょうか?
調査作業を終えた後、しばしの撮影会となりました。

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カワセミ

カワセミカワセミ
【標茶】構内の防火水槽に魚を放していますが、それを狙ってかカワセミが飛来していました。