研究、教育等で利用する場合

まず、下記の「研究林・試験地利用要項」をよくお読みになり、当該利用要項に従って利用申請をしてください。

申請方法

  1. 利用を希望する初日の2週間前までに、「利用申請・利用報告システム」(Googleフォーム、以下フォームと記載)から利用申請してください。当該システムには、利用代表者登録フォーム及び利用申請フォームの2種類があります。今年度初めて利用される方は、利用代表者登録を行ってから利用申請にお進みください。今年度2件目以降の申請の方は利用申請をしてください。
    • 学生(学部生、大学院生等)は必ず指導教員等の承諾を得てから、その指導教員等を申請責任者として申請してください(利用代表者は学生でも可)。
  2. フォームから登録または申請していただくと、利用代表者の方のメールアドレスに登録または申請内容が送信されます。内容等をご確認いただき、誤り等がありましたら、メール内の「回答を編集」から修正をお願いいたします。
  3. 利用申請後に、利用場所が正確にわかる地図(位置図)を上賀茂試験地宛にメール(PDF形式)で提出してください。他の研究者の利用状況等も考慮し、別途研究カード等の作成及び利用場所への明示をお願いする場合がございます。
  4. フィールドを利用せず、各種データや試料の提供のみを求める場合、通常の利用申請に加えて「研究林・試験地データ・標本等利用願(様式2)」の提出が必要です。
  5. 利用申請は、受付後に内容等に不備がなければ、上賀茂試験地長から利用許可をお出しします。後日、利用代表者の方に利用許可証をメールで発行いたします。利用許可証の発行をもって試験地の利用が可能になります。
    • 利用にあたっては、事前に電話またはメール等で必ず試験地に連絡し、訪問日時等について打ち合わせをして下さい。
  6. 利用期間中は毎月の利用実績(人数)を利用報告フォーム(利用翌月初めに利用代表者の方のメールアドレスへ自動配信されます)により利用翌月の7日頃までに送信してください。利用終了時には利用成果報告フォーム(当年度3月1日に利用代表者の方のメールアドレスへ自動配信されます)により入力のうえ、利用結果報告を送信してください。
  7. 論文、学会発表等、研究利用において成果物がある場合は、成果物を2部送付してください。
    • 研究成果公表後にフィールド研に提供可能なデータがございましたら、データの共有にご協力をお願いいたします。

注意事項について

  • 試験地内では、各所で調査や研究が行われているため、他の研究区域への立入らないでください。生物個体や設置物等には触れないようにしてください。
  • 試験地内において、動植物類や微生物等の採取あるいは傷付ける行為は禁止します。採取等が必要な場合は、必ず許可を得たうえで行ってください。
  • 原則、構内及び林道への車両(自転車、自動二輪を含む)の乗り入れ、走行は禁止です。乗り入れ等が必要な場合は、必ず許可を得てください。許可車両も通行は午後5時までとし、駐停車の際は管理作業車や他の通行車両の妨げにならないように注意してください。
  • 試験地内に外部から動植物類(ペット含む)や微生物等を持ち込むこと、野生動物に餌を与える行為は禁止です。
  • その他調査・研究や利用の迷惑となる行為は固く禁止いたします。
  • ゴミは必ず持ち帰ってください。
  • 試験地教職員の指示には従ってください。

 その他詳細は、上賀茂試験地利用心得に記載していますので、こちらも遵守してください。


利用申請・利用報告システム

初めて利用申請をされる方     利用代表者登録 → 利用申請

2件目以降の利用申請をされる方   利用申請

利用申請等の手順は以下も参考にしてください。
試験地利用フローチャート
(旧利用者用)利用代表者登録マニュアル
(旧利用者用)利用申請マニュアル


無人航空機の利用について(※利用申請がお済みでない方は、まず上記より利用申請をお願いいたします。)

最初に上賀茂試験地における無人航空機ガイドラインを必ずお読みください。

上賀茂試験地における無人航空機ガイドライン

下部の各様式はガイドラインからもご覧いただけます。

飛行計画書

無人航空機飛行可能区域

国土交通省の飛行ルール


利用に関する各種様式について

研究林・試験地データ・標本等利用願(様式2) (xlsx形式)

研究カード(docx形式)


京都大学フィールド科学教育研究センター
研究林・試験地利用要項
                     (平成29年3月8日フィールド教授会制定)

京都大学フィールド科学教育研究センター森林ステーションの芦生研究林、北海道研究林及び和歌山研究林並びに里域ステーションの上賀茂試験地、徳山試験地及び北白川試験地(以下「研究林・試験地」という)を大学教育、研究、社会教育(研修・見学・取材等)の目的で利用する場合は、本要項に基づき、利用許可を受けること。本要項による目的以外の一般利用は、各研究林・試験地が別に定める規定によるものとする。

第1 利用申請

 1 研究林・試験地の利用を希望する者は、原則として利用を希望する日の2週間前までに、利用申請・利用
   報告システムにより申請すること。別途、研究利用計画書の提出を求めることがある。

 2 学部学生・大学院生は、指導教員等の承諾を得た後に、指導教員等を申請責任者として利用申請を行うこ
   と(利用代表者は学生でも可)。申請責任者は、本要項を利用者に遵守させること。

 3 カリキュラムに載っている実習等は、年度当初に利用申請を行うこと。

 4 研究林・試験地の有するデータ・標本等の利用を希望する者は、事前に当該研究林・試験地と打合せ、京
   都大学フィールド科学教育研究センター研究林・試験地データ・標本等利用願(様式2)を提出するこ
   と。

第2 利用許可

 研究林長あるいは試験地長(以下「研究林・試験地長」という。)は、利用申請により内容が適当と認めた場
 合、申請者に対し利用許可証を交付する。

第3 フィールド・施設等利用

 1 宿泊施設を利用する実習等は、現地での責任者を明確にし、期間中の日程および宿泊に関して当該研究
   林・試験地と十分打合せること。

 2 研究対象個体及び研究区域の設定を行う場合は、利用許可を受けた後に、当該研究林・試験地が別に定め
   る研究カードを作成し表示すること。作成枚数及び表示方法は、当該研究林・試験地の指示に従うこと。

 3 研究対象個体及び研究区域を追加・変更する場合は、事前に当該研究林・試験地に連絡し許可を受けるこ
   と。許可を受けた後に前項と同様の表示をすること。

 4 研究対象個体及び研究区域の管理は利用者の責任において行うこと。

 5 研究用資材を研究対象個体周辺及びプロットに設置する場合は、当該研究林・試験地の指示に従うこと。

 6 利用者は別に定める当該研究林・試験地の利用者心得を遵守すること。

第4 利用の取消・制限

 研究林・試験地長は次のいずれかに該当すると判断した場合、利用許可の取消又は利用を中止させることが出
 来る。

 (1) 研究林・試験地内及び周辺環境に悪影響をおよぼしている場合

 (2) 他の利用者の妨げになっている場合

 (3) 利用の目的、利用許可条件等から逸脱している場合

第5 原状回復

 1 利用者は次のいずれかに該当する場合は、当該研究林・試験地の指示に従い直ちに利用対象地を原状回復
   しなければならない。但し、当該研究林・試験地長がその必要がないと認めたときはこの限りでない。

 (1) 利用許可が取り消された場合

 (2) 研究利用が終了したものと見なされた場合

 (3) 研究総期間が終了した場合

 (4) 研究対象個体及び研究区域の変更等により、元の対象個体及び区域を使用しなくなった場合

 2 原状回復に必要な労力及び経費は利用者が負担しなければならない。

 3 原状回復の意思がないと当該研究林・試験地長が判断した場合は、当該研究林・試験地において原状回復
   する。それにかかる経費は申請責任者が負担しなければならない。

第6 利用報告

 1 利用期間中は利用申請・利用報告システムにより月別利用人数報告を毎月提出すること。

 2 利用が終了した時には、原状回復した後に、利用申請・利用報告システムにより利用結果報告を提出する
   こと。

 3 研究利用の成果を公表する場合は、必ず利用した研究林・試験地の名称を明記すること。

 4 研究利用の成果を卒業論文、修士論文、博士論文、学術論文、著書、記事等に公表した場合は、当該研究
   林・試験地に成果品を2部提出すること。

 5 研究林・試験地の取材内容を公表した場合は、当該研究林・試験地に公表物(書籍、新聞、映像等)を2
   部提出すること。

第7 研究利用の更新

 1 研究総期間が複数年度にわたる場合は、当該年度末までに利用申請・利用報告システムにより利用結果報
   告及び次年度の利用申請を提出し、利用更新の手続きを行うこと。利用更新が行われない場合は、研究利
   用が終了したものとする。

第8 利用上の注意

 1 休日(土曜・日曜・祝日)・創立記念日(6月18日)・年末年始(12月29日~1月3日)・夏季一
   斉休業期間の利用は原則として認めない。ただし、予め利用を許可された利用者が、やむを得ず入林を希
   望する場合は、休日等の前日までに当該研究林・試験地に連絡し、許可を受けること。

 2 申請等の受付時間は、上記以外の平日の午前8時30分から午後5時15分までとする。

 3 利用者は入林の都度、事務所にて、所定の手続きをすること。

附 則

 この要項は、平成29年4月1日から施行する。

附 則

 この要項は、令和3年4月1日から施行する。


上賀茂試験地利用心得

  • 上賀茂試験地に入林する場合には以下の項目を守り、事故やトラブルの無いようお願いします。
  • 入林当日、試験地事務所または入林ボックスにて入林簿に必要事項を記入して下さい。
  • 当試験地内は、危険動植物(スズメバチ・マムシ・ヤマカガシ・ニホンジカ・イノシシ・マダニ、ウルシ類、イバラ類等)が生息しています。長袖長ズボン、帽子、スニーカー等のしっかりした履物を着用の上、黒い衣服を避けるなど、十分に注意して入林してください。
  • 入林中に生じた事故については、いかなる理由があっても試験地は責任を負いません。
  • 林内では多くの研究、試験、事業が行われています。これらの遂行を妨げないよう研究区域に立ち入ったり、調査個体や設置物等に触れないように注意し、林道・歩道・許可された区域以外へは立ち入らないで下さい。
  • 事務所構内は関係者以外駐車禁止です。また、許可のない車両( バイク、自転車を含む )の林内への乗り入れは禁止します。
  • 許可なく、試験地施設を使用しないで下さい。
  • 立木竹の損傷、動植物の採取、岩石等の採掘をしないで下さい。
  • 外部から動植物類や微生物等( ペット含む )の持ち込みや、野生動物への餌やりをしないでください。
  • キャンプは禁止しています。タバコ ・ たき火など林内は火気厳禁です。
  • 林内には危険な場所が多く存在します。特に歩道では足下や頭上に注意し、滑落や落石による事故に十分注意してください。
  • 紙くず・空き缶・その他いかなるゴミも必ず各自で持ち帰って下さい。
  • その他研究・試験・事業や利用の迷惑とならないよう注意してください。

地図(位置図)はこちらをご利用ください。

上賀茂試験地は、下図のように全域を1~27までのエリア(林班)と事務所構内に分割しております。
該当する地図を、下記よりダウンロードしてお使いください。
また、複数の林班等をご利用される方は、全域地図もご利用いただけます。
※18及び19林班については、両林班で1枚の地図となります。
※22及び27林班については、2枚に分割しておりますので、ご注意ください。