本試験地は京都大学本部から北に5kmで、電車や車で20~30分と交通至便であることから、京都大学をはじめ、他大学や教育・研究機関からも多数の利用があります。樹木の識別、植物の観察、森林内の植物や動物の生態調査、土壌物理学、庭園管理や樹木剪定などの学生実習、小学校等の環境教育やネイチャーゲームの講習、学内の新入生ガイダンスや技術職員研修などの社会教育(イベント)、その利用内容は多岐にわたっています。また、2000年に設定した自然観察コースを利用して、一般市民を対象とした自然観察会を開催しています。
2020年度には、北海道研究林・芦生研究林とともに、文部科学省教育関係共同利用拠点に再認定され、より多様で高度な大学教育を展開しています。その一環として、全国の大学生が参加できる公開実習を開講しています。また、他大学のカリキュラムとしての実習の受け入れ、他大学学生の卒業論文・修士論文・博士論文のためのサイト利用も積極的にサポートしています。
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実施、受け入れを行った主な実習
学内実習 |
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森林フィールド系実習および実習法(農学部) |
森林基礎科学実習Ⅰ(農学部) |
里山再生論(地球環境学舎) |
地球科学実験(理学部) |
ILASセミナー:京都の文化を支える森林‐地域の智恵と生態学的知見 |
学外実習 |
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公開森林実習Ⅰ‐近畿地方の奥山・里山の森林とその特徴‐(共同利用拠点実習) |
森林植物学実習(京都府立大学) |
フィールドデザインプロジェクト(京都精華大学) |
森林生態系と生態系サービス(放送大学面接授業) |
生物育成実習(京都教育大学) |
森里海連環学入門(放送大学面接授業) |
樹奥識別実習
土壌物理学・水環境工学実験
ドローン実習
実施、受け入れを行った主なイベント・社会教育
社会教育(イベント) |
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自然観察会(春・秋) |
未来のサイエンティスト養成事業「森と里をつなぐ水の不思議」 |
シニア自然大学 |
きのこ観察会 |
体験学習(森へのパスポート) |