第2期 京と森の学び舎 第2回報告

2月7日、第2期「京と森の学び舎」の第2回講義を五条のヨリアイマチヤにて開催しました。

会場は地下鉄五条駅近くの、元呉服商の町家を改装したレンタルスペースで、会議や研修の場として利用できるとのことです。ちょっと寒かったですが、参加者の皆さんからは素敵な場所だと好評でした。
こちらから会場の様子を360度3D画像でバーチャル見学できます。

https://my.matterport.com/show/?m=Ni3Unhouzsj

ダムを撤去するということ

さて今回は、森里海連環学でも重要なテーマである河川の分断と干潟の生物多様性をテーマに、熊本県の球磨川でリバーガイドをされている溝口隼平さんと、京都大学舞鶴水産実験所で干潟の生物の研究をされている、邊見由美さんのお二人を招き、参加者と意見交換をしました。

溝口さんからは、日本で初めて大型のダムが撤去された球磨川での取組についての紹介が有りました。特に、ダム撤去の過程や、撤去後の地域の変化について、そして溝口さんが感じるダム撤去後の地域の可能性についてのお話は、多くの参加者にとって初めて聞く内容でした。


参加者からは、「ダムは他の発電施設と比べれば環境によいと思っていたが、生態系や昔ながらの風景をなくしてしまうなど、様々な問題を引き起こしていることがわかった」「子どもたちにより良い環境を残したいという溝口さんの言葉に強く同意した」という感想が有りました。

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