11月5日(土)に秋の自然観察会(京大ウィークス2022参加イベント)を開催した。今年度も20名の定員を大幅に上回る応募(74名)があり、最終の参加者は19名となった。当日は、事務所前で受付をした後、舘野試験地長より試験地の概要説明を行った。その後、テーマの異なる3班に分かれて、各班の教員により解説をしながら、試験地内の林道沿いを中心に散策した。今年度は、里山の整備(製炭やシイタケ栽培等)や実習の紹介を行うコースと、京都市に自生する樹木の識別方法や外国産マツ属の紹介を行うコースの2コースを設定し、参加者に希望するコースを選択していただいた。その他、ガラス室で育成している導入種や標本館など、施設見学や業務紹介も行った。
参加者からのアンケートには、「多種多様な外国産樹木を観察でき面白かった」、「里山の課題と活用について理解することができた」、「樹木識別の方法がわかり、知識が広がった」といった感想が多く寄せられ、また、「開催回数を増やしてほしい」、「講義(座学)も設定してほしい」など肯定的な改善要望も多数あった。今後はこれらの意見を参考に、さらによりよいイベントにしていきたいと思います。









text/長谷川敦史