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秋の自然観察会-京大ウィークス2022-

11月5日(土)に秋の自然観察会(京大ウィークス2022参加イベント)を開催した。今年度も20名の定員を大幅に上回る応募(74名)があり、最終の参加者は19名となった。当日は、事務所前で受付をした後、舘野試験地長より試験地の概要説明を行った。その後、テーマの異なる3班に分かれて、各班の教員により解説をしながら、試験地内の林道沿いを中心に散策した。今年度は、里山の整備(製炭やシイタケ栽培等)や実習の紹介を行うコースと、京都市に自生する樹木の識別方法や外国産マツ属の紹介を行うコースの2コースを設定し、参加者に希望するコースを選択していただいた。その他、ガラス室で育成している導入種や標本館など、施設見学や業務紹介も行った。
 参加者からのアンケートには、「多種多様な外国産樹木を観察でき面白かった」、「里山の課題と活用について理解することができた」、「樹木識別の方法がわかり、知識が広がった」といった感想が多く寄せられ、また、「開催回数を増やしてほしい」、「講義(座学)も設定してほしい」など肯定的な改善要望も多数あった。今後はこれらの意見を参考に、さらによりよいイベントにしていきたいと思います。

text/長谷川敦史

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里山サイエンスツアー 2022

9月18日(日)に京都光華女子大学が国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から採択された事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」が上賀茂試験地で行われた。試験地における先進的な研究内容を体験的に学ぶことで、農学・森林学的観点から一人でも多くの女子中高生に理系進路に関心を持ってもらうことを目的として行われ、中学生1名、高校生9名、保護者2名、教員2名が参加した。はじめに京都光華女子大学の高野教授からJSTプログラムの概要説明があり、続いて,赤石特任講師から試験地の歴史や背景について説明があった。次に標本館で資料の見学を行い、その後上賀茂試験地の構内を赤石特任講師の説明を交えながら見学した。続いて薪割り機を用いた薪割りの見学、炭焼き窯の見学を行い最後にタケ見本園で67年ぶりに開花したモウソウチクを見学した。当日は、記録及び安全管理を行うため、西岡技術職員が同行した。

文:西岡裕平

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ひらめき☆ときめきサイエンス

10月23日にひらめき☆ときめきサイエンスのイベントが行われた。この取り組みは中高生を対象に日本学術振興会の科研費によって行われている研究を紹介することで、科学の面白さを感じてもらうプログラムです。上賀茂試験地では「身近な自然から持続可能性について学ぼう」というテーマで実施した。
京都府内外から10名の中高生が集まり、午前は舘野試験地長による講義「里山と物質循環」が行われた後、試験地内の施設見学を行った。午後からは3つのコース(1. 薪割り 2. 炭焼き 3. 土壌の調査)をそれぞれ体験してもらい、身近な自然である里山での物質循環を理解し、持続可能な資源利用についての知見を深めた。
参加者の皆さんからは「里山での物質の動きを学んで、木材は持続可能な資源であることがよく分かった」「普段できない体験ができて面白かった」などの意見があり、好評のうちに終了した。

文:大橋健太

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公益財団法人イオン環境財団視察

7月19日に公益財団法人イオン環境財団と京都大学フィールド科学教育研究センターによる「新しい里山・里海共創 プロジェクト」の連携に伴い、イオン環境財団の職員4名が上賀茂試験地を見学されました。当日は午前中に記録的な大雨が観測され、見学の中止も検討されたが、幸い雨が上がったので予定通り決行されました。はじめに舘野試験地長による概要説明が行われました。その後、薪生産現場の見学、紺野班長による薪割り機を使用した薪割りのデモンストレーションを行い、炭焼き窯の見学、里山実習を行っている19林班の見学を行いました。最後に講義室に戻り、上賀茂試験地で行われた実習をVR動画で見て見学を終了した。当日は紺野、荒井、西岡、山内の4名が同行し、作業の説明、記録及び安全確認を行いました。

文:西岡裕平