2024年4月13日上賀茂試験地で里山おーぷんらぼが開催されました。今回は同じ様に里山活動を行っている『あいだの探索・実践ラボ』さんと共催でした。午前中はお互いのラボの活動紹介やトークセッションを行い、午後からは植樹エリアの樹木の確認や、畑を耕したり、タデやローズマリーなどのハーブ類の植え付けを行いました。当日は、指導及び安全管理、記録のため、西岡技術職員が同行しました。



文:西岡 裕平
2024年4月13日上賀茂試験地で里山おーぷんらぼが開催されました。今回は同じ様に里山活動を行っている『あいだの探索・実践ラボ』さんと共催でした。午前中はお互いのラボの活動紹介やトークセッションを行い、午後からは植樹エリアの樹木の確認や、畑を耕したり、タデやローズマリーなどのハーブ類の植え付けを行いました。当日は、指導及び安全管理、記録のため、西岡技術職員が同行しました。
文:西岡 裕平
2023年11月18日(土)に秋の自然観察会(京大ウィークス2023参加イベント)を開催しました。今年度も20名の定員を大幅に上回る応募(74名)があり、最終の参加者は18名となりました。当日は、事務所前で受付をした後、舘野試験地長より試験地の概要説明を行った後、テーマ、コースの異なる2班に分かれて、各班の教員により解説を行いながら、試験地内の林道沿いを中心に散策しました。昨年度に引き続き、里山の整備(製炭やシイタケ栽培等)や実習の紹介を行うコースと、京都市に自生する樹木の識別方法や外国産マツ属の紹介を行うコースを設定し、参加者に希望するコースを選択してもらいました。約2時間程の散策の後、事務所構内に戻ってきた参加者全員で記念撮影を行い、観察会は終了しました。
参加者からのアンケートには、「植物の生き残り戦略、里山の自然と調和した暮らしについて勉強になった」、「里山林の資源と、人の生活、暮らしが結びついていることに改めて気づかされた」、「ヒノキの葉の年齢を調べる話がおもしろかった、色々な世界のマツを植林していて大変興味深かった」といった感想が多く寄せられました。また、「季節ごとに観察会をひらいてほしい」、「現役大学生とも一緒になって研究材料に接してみたいです」など肯定的な改善要望も多数ありました。今後はこれらの意見を参考に、さらによりよいイベントにしていきたいと思います。
文:紺野絡
2023年9月24日(日)、10月15日(日)に、上賀茂試験地において小学生を対象とした「里山フェス in 上賀茂試験地 ~洛再Linksのみんなと里山で遊ぼう!!」が開催されました。 このイベントは新しい里山・里海共創プロジェクトの一環として、洛再Links (京都府立洛西高等学校)の生徒が中心となって行われました。
2023年9月24日(日)
この日はイベント本番のリハーサルを上賀茂試験地で行いました。洛再Linksの生徒7名と教員2名、フィールド研からスタッフ5名が参加しました。また、関係者の児童5名に参加して頂きました。本番で行うタイムスケジュールに沿って、午前中は草木染めの染色作業、タケを使ったコップ作りを行いました。昼食休憩後はネイチャーゲーム、草木染めの仕上げを行いました。洛再Linksの生徒たちはリハーサルを通して、各々の役割分担、時間配分、参加者の安全確保などについて学んでいました。
2023年10月15日(日)
本番当日は洛西高校から22名(生徒20名、教員2名)、フィールド研から6名、イオン環境財団から8名、イオンチアーズクラブの子供たち10名、保護者5名の計51名が上賀茂試験地に集まりました。講義室で挨拶、注意事項についての説明を受けた後、高校生の指導で草木染めの材料集め、材料の煮出し、ハンカチの染色作業を行いました。染色作業の間にタケを使ったコップ作りを行いました。子供たちには慣れない鋸作業でしたが、高校生たちがしっかり指導していました。昼食を挟んで、午後は高校生のガイドの元、林内を散策しながらネーチャーゲームとして宝探しゲームを行いました。宝探しの後は午前中に染色したハンカチの仕上げ作業を行って、予定のプログラムが終了しました。参加した子供たちは満足そうな顔をして、面白かったと口々に語っていました。子供たちが高校生とすっかり打ち解けて、とても仲良くなっている姿が非常に印象的でした。参加した子供たちにも、高校生にとっても貴重な体験だったのではないかと思います。両日とも安全管理及び記録、技術補助として紺野技術職員が同行しました。
文:紺野絡
2023年度6回目の里山おーぷんらぼが10月13日および14日に行われました。このイベントはフィールド研とイオン環境財団とが実施する「新しい里山・里海共創プロジェクト」の一環で行われています。2日間で延べ25人の参加があり、本学の大学院生や各種団体に所属する一般の方が主体となって、里山整備エリアおよび林道沿いの植生調査が行われました。初日は、前者はまず4班に分かれ、自己紹介や調査方法について議論しました。その後整備エリアへ移動して、エリアを4区画に細分しました。その中に生育する胸高直径5cm以上の樹木を対象に、樹種、直径、特徴などを調査した後、4班のデータを共有し、樹木位置をマッピングする作業をしました。
2日目は、前日に残った調査と胸高直径5cm以下の樹木の植生調査並びに4区画周辺の植生観察が行われました。前日と同様に4班のデータを共有し、樹木位置をマッピングする作業をして今後の里山整備のひとつの資料ができました。林道沿いの植生調査は1班構成で、林道沿いに生育する樹木の樹種や特徴、利用方法などを話し合い、有用樹の選定および直径や樹高の測定、位置図を作成しました。大橋技術職員、山内技術職員、長谷川技術職員の3人が調査指導・補助、安全管理、記録にあたりました。
5回目の里山おーぷんらぼはこちら
文/大橋健太、山内隆之、長谷川敦史