
昨夜は町内に濃い霧がたちこめた標茶町。朝になると周囲の木々は真っ白に霧氷をまとっていました。
今朝の最低気温は-14.5℃でしたので、標茶にしてはそれほどの冷え込みではありませんが、空気中の水蒸気の量や風などの気象条件がそろうと霧氷が発達します。
遅い遅いと言われたこの冬の冷え込みも徐々に厳しくなり、10センチ程の積雪もこのまま春まで解けないように思われます。
国内屈指の厳しくも美しい冬がやってきました。

昨夜は町内に濃い霧がたちこめた標茶町。朝になると周囲の木々は真っ白に霧氷をまとっていました。
今朝の最低気温は-14.5℃でしたので、標茶にしてはそれほどの冷え込みではありませんが、空気中の水蒸気の量や風などの気象条件がそろうと霧氷が発達します。
遅い遅いと言われたこの冬の冷え込みも徐々に厳しくなり、10センチ程の積雪もこのまま春まで解けないように思われます。
国内屈指の厳しくも美しい冬がやってきました。

白糠での天然林の調査中に木に空いた小さな穴(樹洞)を発見。「モモンガとかいるかも」と思いつつ調査をしていると中からモモンガが飛び出してきました。
エゾモモンガはキツツキが空けるなどしてできた樹洞を利用しており、樹洞のあるような古い木が存在することで生息することができます。中が腐ったような木は林業的には欠点となりますが、多様な生物が生息する環境を提供しています。
夜行性のエゾモモンガ氏。睡眠中に叩き起こした形となり、思いっきり警戒されましたがシャッターチャンスをサービスしてくれました。
つぶらな瞳がたまりません。
10月2日に標茶区で自然観察会「秋の森の生態系」を開催しました。観察会は京大ウィークスの一環として行ったもので、標茶区での開催は初めての試みでした。
観察会には町内外から10名が参加しました。天然林を流れる小河川のそばに設定した観察コースでは、地下水の自噴する様子を見たり、水質分析や魚類調査など研究の一端を見学しました。昼には前日から残っていた雨も止み、参加者は紅葉の始まった森を歩きながら、樹木の解説を受けたり、ヤマブドウやサルナシ、チョウセンゴミシ、ドングリといった秋の実りを楽しんでいました。
参加者からは「一緒に歩いてくださったスタッフの方が、それぞれ見つけたものをシェアしてくれたのがとても楽しかったし勉強になりました」、「みなさんとお話ししながら、聞きたいことを気軽に聞ける雰囲気がよかったです」、「湧き水のデモがおもしろかった」、「山ぶどうと五味子がおいしかった」といった声が寄せられました。






固定標準地調査シーズン真っ盛りです。どのような木がどれくらいあって、どれくらい生長しているか5年間隔で測定しています。夏は樹木の活動期なので肥大生長が落ち着いた時期に行います。
季節は巡り、気づけばすっかり秋色の森になっていました。落葉してしまうと見通しはいいのですが、樹種や生死が分かりにくくなるので注意が必要です。
調査データは以前は紙野帳に記載していましたが、この数年は現地でタブレットに入力しています。野帳担当者は森の中にいるのに、ほとんどタブレットとにらめっこ状態。木の状態を見たり、調査漏れがないか確認するため意識して視線を上げるのですが、ナンバーテープにピントがすぐに合わないことに老化を感じます。






トドマツ造林地の林床に白い物体。タマゴのような姿がとてもよく目立ちます。
正体はキノコの幼菌。成長すると白い外被膜が割れて、中から傘が現れ成長し、胞子を飛ばします。涼しくなってきて、秋のキノコがたくさん発生していました。
種類はテングタケやタマゴタケの仲間なのは間違いないのですが。いまのところミヤマタマゴタケが有力です。もし違っていたらお知らせください。近くには傘の赤いタマゴタケも発生していました。
テングタケの仲間は猛毒のものも多く、ザ・キノコな見た目につられて採取してうっかり食べないようにしましょう。


コロナ禍でこの夏予定されていた学生実習がすべてオンライン化もしくは場所の変更となり、北海道研究林での開催はなくなってしまいました。学生の姿のない夏は寂しいものです。
利用される先生からの依頼を受けてオンライン教材の作成に取り組んでいます。
現場での経験と比べて学習効果的にどれほど替わりになるか未知数ですが、少しでも学生に伝わればと思います。VRやAR技術が進んで、近い未来にはオンラインによる学習環境が向上すると思いますが、うまく組み合わせて、コロナ以前を上回るような実習を提供できる態勢にしたいと思います。

北海道研究林では市民の皆様を対象に、白糠区で自然観察会を実施します。
普段は研究教育に活用している研究林を少人数で散策しながら、スタッフの解説で動植物の営みについて学びます。夏の森を満喫しましょう。
新型コロナ感染症の状況によっては、中止、変更する場合がございます。
当日はイベント保険(死亡共済金額500万円、部位・症状別治療共済金額5千円)に加入しますが、保険の範囲を超える補償はできない場合があります。参加される際は、マスクの着用等感染拡大の防止にご理解、ご協力をお願いします。個人情報は当イベント運営のみに使用します。
秋には標茶区でも自然観察会を開催予定です。

【標茶】研究林の周辺はまだ雪景色ですが、雪の融けた日だまりにフクジュソウが咲いていました。
まだ寒くなる日もありますが、本格的な春の到来が近いことを感じさせてくれます。
移りゆく季節の中に、変わらぬ生命の営みがあります。今年もたくさんの生命がひときわ輝きを放つ季節がやってきます。


【標茶】だんだんと暖かくなってきて、冬の間ほとんど融けることのなかった雪も融けてきています。屋根の雪もずるりずるりと滑ってきて、軒にせり出してきています。
ゆっくり落ちてくるので、写真のようにカールした状態に。計算したかのよう先端の氷が窓に向かってたので、ガラスを突き破る前に落としました。




【標茶】19日から25日にかけて、北海道研究林標茶区を拠点に「研究林実習Ⅳ 冬の北海道」「北海道東部の厳冬期の自然環境」が行われました。京都から農学部の学生15人がやってきて、冬の樹木や雪、道東の林産業について学んでいきました。
学生にとっては初めてのことばかりだったかと思いますが、今回は初めて訪問する製材工場で話を聞くことができたことや、樹木実習で小テストというプレッシャーが手伝ったのか、予想以上の成果を残せたこと、雪氷調査では積雪の水質測定など新しい調査項目もあり、職員側としても興味深い発見がありました。
後半は天候が怪しくなり、若干過酷な環境での実習となりましたが、そこは若さでカバーということなのか、最後まで元気に全日程を終えることができました。