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中学生インターンシップ

10月28,29日の2日間、釧路市内の中学校より生徒が1名、インターンシップ(職場体験)として標茶の研究林にやってきました。

1日目は主にチェーンソーによる玉切りや、構内アカエゾマツ林で伐木を体験しました。チェーンソーワークはもちろん初めての体験だったのですが、受け口・追い口ともに理想的な形に作ることができていて、特に水平の感覚が優れており、狙い通りに刃を入れることができていました。
もちろん伐木に関しては大きな危険を伴う作業なので、安全に倒れるように職員がサポートを行っていました。

2日目は林内の説明と殺鼠剤の散布、カラマツ林にて小規模皆伐のための収穫調査を体験しました。収穫調査では来年伐採する木の胸高直径をはかり、ネズミによる被害や木の状態を記録し、伐採対象木であると分かるようにテープを巻きます。ネズミの被害確認とテープを巻く仕事をインターンシップ生に担当してもらいました。

今回の経験が将来どのように役に立つかは分かりませんが、森林・林業に興味を持っていてインターンシップの場として希望してくれることはとても嬉しいことです。
研究林として対応できることもあるかと思いますので、どんなことでもご相談いただければと思います。

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自然観察会「秋の森の生態系」レポート

10月2日に標茶区で自然観察会「秋の森の生態系」を開催しました。観察会は京大ウィークスの一環として行ったもので、標茶区での開催は初めての試みでした。

観察会には町内外から10名が参加しました。天然林を流れる小河川のそばに設定した観察コースでは、地下水の自噴する様子を見たり、水質分析や魚類調査など研究の一端を見学しました。昼には前日から残っていた雨も止み、参加者は紅葉の始まった森を歩きながら、樹木の解説を受けたり、ヤマブドウやサルナシ、チョウセンゴミシ、ドングリといった秋の実りを楽しんでいました。

参加者からは「一緒に歩いてくださったスタッフの方が、それぞれ見つけたものをシェアしてくれたのがとても楽しかったし勉強になりました」、「みなさんとお話ししながら、聞きたいことを気軽に聞ける雰囲気がよかったです」、「湧き水のデモがおもしろかった」、「山ぶどうと五味子がおいしかった」といった声が寄せられました。

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自然観察会「夏の森の生態系」レポート

7月31日に白糠区で京大ウィークス2021事業として、自然観察会「夏の森の生態系」を開催しました。当日は9名が参加し天然林をスタッフの解説のもとに散策しました。

観察コースは針広混交林に設定しているので、様々な樹木や植物を観察できました。開花している植物は少なかったのですが、ミミコウモリ、エゾスズランなどの夏の花が見られました。道中には自動撮影カメラ、マレーゼトラップ、リタートラップといった調査機材も設置しており、研究の一端を紹介しました。

猛暑続きの北海道。当日も強い日差しが降り注ぎました。他にも大量発生しているアブ、クマの出没情報、感染症対策と懸念材料はたくさんありましたが、参加者からは「どのように調査を行っているかを知ることができ面白かった」「質問に丁寧に答えて頂きよかった」などといった声が寄せられました。森林散策のあとに行った焼印体験も好評でした。
また例年秋に白糠区で開催しているので、秋とは異なった盛夏の森林の姿を見ることができました。

秋には京大ウィークス2021事業第2弾として標茶区で観察会を実施する予定です。次回も応募者多数の場合は抽選となりますが、是非ともご応募・ご参加していただければと思います。

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京大ウィークス2020 自然観察会

【白糠】10/17(土)に、白糠区の森で京大ウィークス2020の一環として、ミニ公開講座「自然観察会」を開催しました。今年度は11名の参加者とともに白糠の森を散策しました。

当日は暖かな陽気ですばらしい散策日和となりました。例年に比べると、紅葉の進みがやや遅かったように思いましたが、その分、森が夏から秋に移ろうシーンを見ることが出来たのではないかと思います。

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大学の森で学ぼう2020

【標茶】10月10日、「大学の森で学ぼう ~森での物質の循環~」を開催しました。
このイベントは、日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」のプログラムの1つとして実施しており、今年度は中学生1人と高校生15人の計16人が参加しました。
また、今年度は屋外に設けた特設会場で開会式を行うなど、新型コロナウイルス対策をしっかりと行ったうえでの開催になりました。

今回は「森での物質の循環」というテーマで、主に研究林内で調査体験や、実験体験を行いました。研究林内を流れる川でpH・ECの測定や、土壌採取を参加者自身が行い、初めて触れる実験機器等に興味を持っていたようでした。

科学や大学での研究について触れる良い機会になったと思います。

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標茶アドベンチャースクール(2019年度)

【標茶】1月18~19日、標茶町社会教育事業のしべちゃアドベンチャースクールが開催されました。今年度は鶴居村の小学生も参加し、小学生19人と高校生リーダー3人の計22人が、「冬の野外活動」というテーマでプログラムを行いました。

今年は積雪がほとんどなく、林内をスノーシューで歩く体験はできなかったものの、そんなことを忘れるくらいに林内散策等のプログラムを楽しんでいたようでした。
充実した2日間になったことだと思います。

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くしろ木づなフェスティバル2019

2019119日~10日にかけて釧路市観光国際交流センターにて開催された「くしろ木づなフェスティバル2019」でブース出展を行いました。
京都大学北海道研究林からは「森の研究室」inくしろとして、落ち葉プールで森のクイズ、顕微鏡で標本観察、VR体験、樹木や松ぼっくりの標本展示などを行いました。

落ち葉プールでは、子供たちは落ち葉を巻き上げ落ち葉まみれになりながら、研究林で観察された動物たちの写真を一生懸命に探していました。

顕微鏡での標本観察では、椅子の上に立たないと顕微鏡をのぞき込めないような小さな子供たちが「次はこれ、次はこれ、」と標本を取り換えながら顕微鏡をのぞいて「見えた!」と嬉しそうにする姿が印象的でした。また小学校高学年から大人の方は自分で顕微鏡を操作しながら、熱心に植物や昆虫の標本を観察していました。

VR体験では、360度カメラで動画撮影した実習の様子や、研究林の職員が20mほどもある木を伐倒する様子を、子供たちはあちこちに顔を向けながら楽しんでいるようでした。

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京大ウィークス2019 自然観察会

【白糠】10/19(土)に、白糠区の森で京大ウィークス2019の一環として、ミニ公開講座「自然観察会」を行いました。イベント開催地である白糠町の他、帯広市や斜里町など道東各地から20名の参加があり、秋の森を散策しました。
今年度は雨天での開催となりましたが、このようなイベントでないと雨の降る森に入ることが少ないと思いますので、いつもとはまた違った森の一面を見ることができたのではないでしょうか。

参加者の皆様は非常に意欲的に散策されていたようで、賑やかな声が絶えない楽しいイベントになったかと思います。

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大学の森で学ぼう2019

【標茶】8月2日、「大学の森で学ぼう ~土の微生物のはたらき~」を開催しました。
このイベントは、日本学術振興会のひらめき☆ときめきサイエンスのプログラムの1つとして実施しています。
今年度は小学生4人、中学生8人、高校生14人の計26人の参加があり、今まで開催してきた中で一番の参加者数となりました。

「土の微生物のはたらき」というテーマで、野外調査体験や、室内実験体験を行いました。
野外調査体験では、土壌中の微生物が出す二酸化炭素をCO2アナライザーで測定しました。
室内実験では、野外で集めた落ち葉や土中の植物根に付いている菌類を実体顕微鏡で観察したり、微生物が有機物を分解していることをガス検知管で確認する実験を行いました。

科学について触れるいい機会になったと思います。

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2019年度 沼幌小学校草木染教室

【標茶】6月27日、生徒数19人の沼幌小学校を迎えて、草木染教室を開催しました。

染料となる草木を集めるところから染色までの工程を一貫してみんなで行い、各々自由なデザインで布を染め上げました。