2024年10月5日に他大学学生を対象とした、第1回目の公開森林実習Ⅲが行われました。この実習は今年度で5年目になり、これから新たな里山を作り上げて、維持管理していくために必要な作業について、実習計画を自ら立案できるノウハウを修得するとともに、計画の実施を自らの責任で行う能力を醸成することを目標にしてます。今年度は学部や学科の異なる5名の学生が参加しました。午前は、舘野隆之輔教員によるガイダンス及び試験地概要が行われた後、教職員および学生の自己紹介が行われました。その後、張曼青教員の進行のもと実習で実施するプログラム案を各自出し合いました。午前最後は、ラクウショウの気根やガラス室の育苗、林産物生産現場、標本館の見学を行いました。午後は林道沿いに見られる試験地の自生種を中心に樹木識別を行いながら、炭窯を見学して製炭方法や製炭用材の重量計測の概要が解説されました。最後は里山整備をするための実習エリアを見学し、これからの管理方法や方向性の議論を行いました。この実習は10月5日から12月14までの間に、計5日間の日程で実施予定です。当日は、実習補助及び安全管理、記録のため長谷川敦史技術職員が同行しました。








text/長谷川 敦史